日本における問題解決手法が実践できる思考術!

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新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術

日本における問題解決手法の古典的名著。実例と共にコンサルタントの仕事術を分かりやすく解説

第1章 思考編

ゼロベース思考

既成の枠を取り外し自分の狭い視野の中で否定に走らない

 成功する為には「課題を解決する為の具体策はある」という前提を持つ

 顧客にとっての価値を考える

仮説思考

アクションにすぐ結び付けられるように常にその時点で結論を持つ

 「ベスト」よりも「ベター」を意識して実行する

 走りながら試行錯誤を行い最終的にベストに近づける(情報収集に注力しすぎない)

 結論から考えればその背景を必然的に考えるので解明する中で軌道修正をしていけば良い

第2章 技術編

MECE(ミーシー)

モレはないかダブリはないかチェックする

MECE

Mutually Exclusive Collectively Exhaustiveの略
意味は「モレなくダブリなし」

モレによって的を外していないか
 ダブりによって効率を阻害していないか

MECEで課題を捉え最後に優先順位をつける

フレームワークの活用

■3C+1C
 Customer  顧客
 Competitor 競合
 Company   自社
 Channel   流通チャンネル

 戦略策定の基本分析。競合 自社の弱みは良くわかっても自社の強みは見えていないことが多い。自社の強みを徹底して活かしながら最後に資源配分にメリハリをきかせる

■4P
 Product 製品
 Price 価格
 Place 販売チャンネル
 Promotion プロモーション

 マーケティング手段を整理する方法

■事業ポートフォリオ
 資源の配分。X軸に相対マーケットシェアY軸に市場成長率をとって各事業をプロットし資源を配分する時に使う

ロジックツリー

限られた時間の中で広がりと深さを押さえる

 因果関係を明らかにし本質的な原因を追及する

 すぐにアクションに結びつく様な具体的な解決策に落とし込める

 各レベルをできるだけMECEにしツリーの右側に行くにつれて具体的な原因や解決策になっているツリーを作成する

フレームワークの活用

■コーザリティ分析
 現象と原因を因果関係に整理する。根本的な原因が改善されないと無駄が起きる

第3章 プロセス編

ソリューション・システム

「ゼロベース思考」「仮説思考」「MECE」「ロジックツリー」を駆使した、効率的な問題解決の実践的プロセス

1 課題を設定する

問題認識が曖昧だと見落とす所が出て失敗または後悔する事態になる

比較を用いて主要課題を設定し個別課題の設定で背後のメカニズムを考察する

2 解決策の仮説を立てる

個別課題を具体的に出していればアイデアが出ないということがない

総合解決策は個別解決策を経営資源からチェックし整合性をとること

3 解決策を検証、評価する

個別解決策はファクト・ベースで作成する。それによって総合解決策の評価を行う。

第4章 実践編

ソリューション・システムの実践の事例

感想

本書は日本における問題解決手法の古典的名著であり、毎年再版を積み重ねてきたベストセラーを最新の事例を盛り込み新版としたものである。

今でこそ「仕事術」や「問題解決手法」など専門のコーナーが設けられるまで一般化したジャンルの書籍であるが、初版出版時はさぞ斬新で驚きをもって世に迎えられたと思われる。

内容は実にシンプルで問題解決における実に基本的な点を押さえ、実例を交えて解説する事で読み手に丁寧に伝わるように描かれている。

実例の内容のみが時代の経過と共に陳腐化してしまい、今回新版の発行となったが、本性で著者が訴える手法や考え方はどの時代を通しても色あせる事の無い普遍的なものであり今後も読み続けられる一冊である

姉妹書である問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」(http://bukupe.com/summary/3198)と合わせて読む事をお勧めする

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