幸福な食卓の書評・感想

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幸福な食卓 (講談社文庫)

<背景ー裏表紙要約より抜粋>

佐和子の家族はちょっとヘン。父を辞めると宣言した父、家出中なのに料理を届けに来る母、元天才児の兄。
そして佐和子には、心の中で次第にその存在が大きくなるボーイフレンド大浦君がいて……。

<Pick Up The Scene>

【「父さんは今日で父さんを辞めようと思う」春休み最後の日、朝の食卓で父さんが言った。】

父さんのままでは支障を来しそうな気がする。何の?わからない。
そんな不思議な親子の会話から、物語は始まる。
とりあえず仕事を辞めて、父さんではなく「弘さん」と呼んでみてほしいという父に
戸惑う佐和子と、すぐに順応する兄・直ちゃん。
家出していった母の家では蕎麦と生クリームの料理が意外においしかったり…。
不思議な家族の日常は少し非日常。

【「大浦君がいたら、なんとかなりそうな気がする。最近、バファリンもあんまり効かなくなってきたしね」】

佐和子は天才肌の兄と違って、平凡な中学生。
高校受験のために通う塾で、突然、佐和子の兄に負けたくないから佐和子にも負けない、と言ってくる少年と出会う。
しかし、彼・大浦君も佐和子も大して成績は良くないのでした。
それでもまっすぐで裏表のない大浦君と佐和子は、自然と仲良しになっていき、
同じ高校を目指して頑張る可愛らしいカップルになるのです。

【「あら、気味悪いわね」編み物を教えてくれと言ったら、母さんはぎょっとした顔をした。「どうして?」「そんな非合理的なことをするのってあんまり佐和子っぽくないなあって」】

無事に同じ高校に入学した佐和子と大浦君。
クリスマスを前に、大浦君はバイトしてお金を貯めて佐和子にプレゼントをしたいと言い出し、毎日新聞配達に励みます。
相変わらずドライな母、大学受験をすると決め、猛勉強している父、ド派手な恋人に鶏をプレゼントしようとしている兄に囲まれ、
せっせと大浦君にマフラーを編むのですが…

<感想>

少し不思議な家族と、ほっこりカップルの話。
終盤の展開には賛否両論あると思いますが、私は結構好きです。

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