エラーに備えてデザインする!デザインの基本的な考え方

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誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)

エラーに備えてデザインする

・エラーの原因を理解し、その原因が最も少なくなるようにデザインする事
・行為は元に戻すことができるようにすること。そうできないとしたら、元に戻せない操作はやりにくくしておくこと。
・生じたエラーを発見しやすくすること。またそれは訂正しやすくしておくこと。
・エラーに対する態度を変えるべき。それを使っている人は作業をしようと試みているのであって、そのために不完全ながら目標に少しずつ近づいてきているのだ。ユーザーがエラーを犯していると考えるべきではない。ユーザーの行動は望んでいる事に少しずつ近づこうとする試みであると考える事。

デザインの基本的な考え方

・必要とされる知識は外界においておく事。必要なものをすべて頭の中に入れておく事を要求してはならない。しかしユーザーが操作を学習して知識を頭の中に取り込んだ時には、より効率的に操作が出来る余地を残しておく事。
・物理的、論理的、意味的、文化的などの自然な成約や人工的な制約の威力を利用する事。強制選択法および自然な対応付けを利用する事。
・実行と評価の隔たりを狭めること。実行および評価の両社において、関連するものを可視的にすること。実行側では選択肢がすぐわかるようにしておく。評価側でもそれぞれの行為の結果がはっきりわかるようにしておく。システムの現在の状態を、ただちに、簡明に、正確に、そしてユーザーのもつゴールや意図や期待と合致する形でユーザーに分かるようにしておく。

デザインは次のようなものでなくてはならない

・いついかなるときも、その時点でどんな行為をする事が出来るのかを簡単にわかるようにしておく(制約を利用する)
・対象を目に見えるようにすること。システムの概念モデルや他にはどんな行為を行う事が出来るか、そして、行為の結果なども目に見えるようにする。
・システムの現在の状態を評価しやすくしておく。
・意図とその実現に必要な行為の対応関係、行為とその結果起こる事との対応関係、目に見える情報とシステムの状態の解釈の対応関係などにおいて自然な対応付けを尊重し、それに従う。

別の言い方をすれば、
(1)ユーザーが何をしたらよいか分かるようにしておく事
(2)何が起きているのかをユーザーに分かるようにしておく事

難しい作業を単純なものにする7つの原則

1.外界にある知識と頭の中にある知識の両社を利用する
2.作業の構造を単純化する
3.対象を目に見えるようにして、実行の隔たりと評価の隔たりに橋を架ける
4.対応付けを正しくする
5.自然の制約や人工的な制約等の制約の力を活用する
6.エラーに備えたデザインをする
7.以上のすべてがうまくいかない時には標準化する

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