なぜ人は砂漠で溺死するのか?意外な人の死亡理由

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なぜ人は砂漠で溺死するのか? (メディアファクトリー新書)

概要

砂漠では雨が少ないために、ふいに雨が降ると備えがなくて、鉄砲水で簡単に死んでいまうことがある。

法医学者である著者がそんな意外な人の死亡理由について語る1冊

砂漠でなぜ溺死するのか

◆砂漠で人が溺死するメカニズム
 ・砂漠の低地には『ワジ』と呼ばれる涸れ川(たまに現れる川)が存在する
 ・砂漠に大量の雨が降ると、砂に吸収されず、ワジに流れ込む
 ・流れ込んだ水は一気に短時間で流れるため、ワジにいた人は気づかず飲み込まれる
 ・後日溺死した死体が砂漠に現れる

◆砂漠で洪水が起こるケースもある
 ・2009年11月25日、サウジアラビアで集中豪雨によって106名が死亡した
 ・雨がめったに降らない国のため、近代都市でも排水溝などのシステムがない
 ・道路によっては大雨で水深2mにも達し、多くの人が命を落とした

交通事故よりも「風呂場」が危ない

◆風呂場での死亡事例は交通事故の2倍!
 ・風呂溺は年間1万人以上
 ・交通事故の死亡者は5千人を割り込んでいる

◆お風呂で溺死する人々
 ・監察医としては、突然死の多いケースはお風呂での溺死
 ・特に冬場での中高年男性が死亡することが多い

◆お風呂場で溺死する危険な2つのパターン
 ・夕食後に晩酌を楽しみ、お風呂へ入ろう
 ・外で同僚と飲んで、帰り際にラーメンでも食べて、風呂でも入ろう

◆至福の時=一過性脳虚血
 ・アルコールを飲み、満腹でお風呂に入ると急に眠気がということがある
 ・あれは実は眠気ではなく、気絶をしているのであった!
 ・医学用語で、一過性脳虚血という症状

◆シーソーのように働く2つの神経
 ・交感神経:血管を収縮させ、脈を上げ血圧を上げる(エネルギッシュになる)
 ・副交感神経:血管を拡張させて、脈を下げ血圧を下げる(落ち着いた状態)

◆一過性脳虚血が起こるメカニズム
 ・満腹時は副交感神経が優位になる
 ・そこにアルコールが入ると血管が拡張し、心臓がドキドキする
 ・加えて、風呂に入るともっと血管が拡張してしまう
 ・このトリプルパンチで脳に血液が足りなくなり、気絶をする

日常の場面での意外な死

◆大動脈乖離でなくなった人の共通点は湿布薬の位置
 ・大動脈乖離で突然死した人の遺体には、湿布薬が貼られていることが多い
 ・貼られている場所は決まって、左の肩甲骨のあたり

◆左肩だけ四十肩にはご注意を
 ・心臓は知覚神経がないため痛みを感じることはない
 ・ただ別の部位に痛みの反射としてあらわれることを「放散痛」という
 ・心筋梗塞の際の放散痛はおもに左肩や左上の腕部に現れる
 ・左肩や左上腕部に放散通を感じると、よく筋肉痛や四十肩と間違えて湿布を貼ってしまう

◆「明日休みだ」の夜は危ない!
 ・青壮年突然死症候群:解剖しても死因が特定できず、理由なく突然で亡くなる病気
 ・いわゆるこのポックリ病でなくなる人は日頃忙しく休日の前夜に起こる
 ・交感神経優位(やる気)が急に副交感神経が優位(リラックス)なり、ギアがおかしなところに入ったのでは?
 ・かつての企業戦士のように仕事の時間が不規則でストレスが多いので、休日の前夜にはご注意を

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