ビジネスチャンスは科学技術にある? ホリエモン、成毛眞が注目する科学技術とビジネス

4452views1903190319031903

このエントリーをはてなブックマークに追加
儲けたいなら科学なんじゃないの?

堀江

科学技術が人間の規模を拡大してきた。それは天才的なひらめきが必要だが誰にでも可能性はある。産業基盤となる技術は山ほどあり、そして細分化されている。つまり色々な所にチャンスは眠っている。

成毛

こぞってドラッガーを大衆が買っている。大衆がやっているものをなぜ追いかけるのか?人生は長い。長期の勝負は「逆張り」が鉄則。自然科学こそこれからの逆張りであり先端。多くの経営者が科学に価値を生み、資産を築いたことを知ってほしい。

※対談形式のため構成上、両者の話した内容を合わせている部分があります。

【ホリエモンの宇宙旅行計画1】

ライブドア時代の宇宙事業プロセスでわかったことは、政府がロケットエンジンを作ると先端技術を開発するから高くなる。先人のトレースをし、安価に作ることが可能だと思った。1,000万で宇宙へ。そうすると大学の研究費内で色々な可能性がでる。金をかけないアイデアなんていくらでもある。国が作ると最先端技術が必要かもしれないが、僕らにはいらない。【ロケットエンジンを作るだけならホームセンターで売っているような部品とアイデアと知識でできる】。

【日本でiPhoneができない理由】

技術者の考える限界で作ってしまうから、なんでもかんでも盛り込んじゃう。第三者のアプリ・技術などを排除される。そうじゃなくてプラットフォームを作って多様な知識に頼るべき。

【ホリエモンの宇宙旅行計画2】

日本ロボット産業のPRとして月の上でヒューマノイド型ロボットが相撲をするイベントの話しをしたことがある。Youtubeやユーストリームで流す広告効果を考えれば100億でも安いって。でも技術屋はだれもそう思ってくれない。やっぱり技術・マーケティングの両方を知っている人がいなきゃだめなんだ。世界中のカバレッジを考えたらめちゃめちゃ安い。

生命体がいる星があるとすれば反物質ロケットもありだね。反物質だと光速の7割くらいまで加速できるらしい。地球から一番近い恒星で4.37光年だから反物質探査機が7年くらいかけて行って信号が帰ってくるまで10年なら現実的。それで生物がいるとなったら行くでしょう。そうなると冬眠技術が発達する。今は実利がないから発達しないけど。はっきり行って宇宙に行く手段なんて安価であればどうでもいい。意味はその先にある。

【自動車とテレビ、そして未来の都市】

自動車エンジンはどうしてコンピュータシミュレーションしないかというといまだに摩擦はモデル化できてない。履歴現象の理由もわからないからテストするしかない。つまり科学的にわからないものを延々と作るしかないというのは真似できない最高の参入障壁である。しかし、電気自動車になってタイヤ以外は経験に頼る部分がなくなる。これにより車はPC産業のようになると思う。

3Dやブルーレイは普及しない。こういうのは性欲をフックとして普及するけど「エロは高画質化ではなく細分化」の方向でネット配信に行っちゃった。パッケージの流通コストがかかるブルーレイに投資なんかしない。

テレビの操作性も一回リセットしないとダメ。どうして番組表をつかわないかというとうざったい、とにかくとろい。高速表示チップをどうしてケチるかな。アップルは画面表示に最大限の力を注いでる。操作性が良いという気がするだけ「軽快感」は処理スピードではないんだよね。「iPhoneなどのロック解除動作も実はギミックで、その間に処理をさせてるんだと思う。ユーザーをいかにごまかすか、ということ」
この番組は今何人見ています。という情報を提供するネット業者がいないのは不思議、完全な視聴率を把握できるシステムを作ったら創造的破壊が生まれる。郵便ももうeメールでいいでしょ。Gメールでメーラーもウィルスソフトもいらないけど、ウォシュレットは必需品。

【生物学的進化と個体の長寿化】

癌というメカニズムがある以上は本質的に寿命は伸びないんじゃないかな。例えば胎児のころは指と指の間に膜がある。これがアポトーシスでだんだん死んで指が形成される。これは生体の生存にとって有利なように一部が自ら死んでいくわけです。癌もその延長線上にあるんじゃないかな。
データと薬の関係って色々あるんじゃないかな。もう何百万種も薬がある。それぞれの薬の副作用をちゃんと分析してライフログをしっかりとると「やせ薬」の1つくらいあるんじゃないかな。毛生え薬のミノキシジルもED用のバイアグラももともと副作用から気付いた薬なわけだしね。

【食料とエネルギーの未来】

炭水化物を中心に食べ始めたのはせいぜいここ3、4000年。シュメール人から数えても6000年くらい。穀物が主食になったことで人口が飛躍的に増えた。そうすると穀物を栽培する土地を守ることが昔は重要だった。でも遺伝子組み換え技術ができている現状はでは穀物なんか食わずに肉を食ってたほうがいいよな気がするんです。
将来人口が増えて寿命が伸びると色々問題が起こる。人口が増えているのは貧しく、死亡率が高いアフリカや中東だったりする。自分の遺伝子を残すことが本能だとすると先進国では子どもを二人作る必要はない。先進国になればまず出生率が下がる。日本並みの人口密度なら世界中に大勢住める。環境を考えると都市の方がエネルギー効率も高い、だから人口問題は気にする必要はないんです。

近未来、中期的に水がなくなっちゃう。農業用水の化石水を取りすぎたから、帯水層の水の深さが今はもう100メートルとかになっている。そうすると砂漠化して穀物は値上がりする。あまりにも困ったら塩水でも育つとか遺伝子組み換えとかの方向にいく。遺伝子組み換え生物(GMO)は素晴らしい技術。でも、素晴らしすぎて全世界で1つのGMOを作ったら未知の病原体に対応できない。市場には委ねられないというのがCOP10の話しでしょう。
核融合は完全にクリーンかというとそうじゃない。もちろんプルトニウムをつくりだすわけじゃないからひどくはないけど、放射線は出す。原発は人がいなそうなところに作って高温超伝導で送電というのが理想的な気がする。

【科学技術とどうつきあうか】

国によって技術に対する抵抗が違う、日本は遅れている。臓器プリンターとか、インクジェットで臓器を印刷する。すごい技術ですよね。
というわけで、文系の人たちで理系に興味があるなか科学読み物を読んだほうがいいと思う。webマガジンやBlogなどもオススメですね。世界はサイエンスであふれているWIREDを追っているだけでも結構面白いと思う。

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く