小泉官邸秘録の書評・概要

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小泉官邸秘録

分かりやすい構成

 ミーハー的でいやだなぁ等という複雑な思いを抱きつつも、興味に負けて購入してしまった一冊。感想を一言で言うなら、面白いもしくは読みやすいということだろう。これは著者の実力か、それとも編集者の実力なのか。回顧録風の作品は、単に時系列に並べたり、思い出した端から記述したりしがちなのに、トピックごとに分けて述懐しているので分かりやすい。

自分が生きた時代の裏側

 小泉純一郎氏が内閣総理大臣であった5年5ヶ月の間の出来事は、私自身もすでに成人していたということもあり、さまざまに記憶に残っているところである。その記憶にある事柄の、官邸内でのやり取りについて、公開できる範囲、小泉氏に利する範囲ではあろうが、明らかにされており、舞台裏をのぞく様な感情もあいまって、一気に最後まで読み進められてしまうと思う。

冷酷な人間関係

 本書の記述から感じる想いは、小泉氏に対する敬意とマスコミへの非難、そして、小泉氏に敵対するものに対する無容赦である。身内に対しては、それが官僚であれ、優しいが、それ以外のものに対してはまったく信用を置いていないと感じた。それが政界の厳しさなのかもしれないが。

総括

 とにかく、小泉政権を小泉氏の側から描いた一冊。これまでの報道の側からではなく、別の側面から政権を評価をするには一読の価値があると思う。

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