オーデュボンの祈りのポイント・感想まとめ

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オーデュボンの祈り (新潮文庫)

はじめに

『ゴールデンスランバー』、『重力ピエロ』などで注目を浴びている伊坂幸太郎作品の第1章の幕開け…。彼の作品が宮城県仙台を舞台とした(本人曰く「なんちゃって仙台」)ものが多いが、このデビュー作「オーデュボンの祈り」は、誰にも知られていない仙台の先の牡鹿半島の南の荻島(架空)が舞台。下界と150年断絶した島で暮らすおかしな人達、主人公がこの島に来た意味とは…

ポイント

・ポイント1 未来がわかり人の言葉を話す案山子(かかし)「優午」がいる
・ポイント2 未来を見通せるはずの案山子「優午」が殺される
・ポイント3 嘘しか言わない画家、殺人を許される男など変な島民ばかり…
・ポイント4 この島には欠けているものがある…
・ポイント5 主人公伊藤がこの島に来た意味とは?

♪作品間リンク♪

伊坂ワールドの魅力は、各作品間にリンクする登場人物や言葉…。この作品と他の作品とをつなぐ人物や言葉を紹介します♪

「未来は神様のレシピで決まる」

未来を知っている案山子「優午」は、鳥たちが運ぶ人の噂を聞いて、数多くの情報を正確に知っているので、それらをジューサーに入れれば、未来がわかる。未来とは…、人生とは…、と問いかける伊坂幸太郎の作品に共通する概念のような気がします。生きる意味と生かされている意味。同じ生きるのでもちょっとしたさじ加減で変化してしまう。そんな言葉。

「生きている価値のある人間はいるのか」

「人が人を裁けると思うか?」「お前は肉を食うか?」「犬は?」「魚は?」「食べるものと食べないものはどこで線が引かれる?」これらは桜の言葉。「生きている価値のある人間はいるのか」…この問いは、色々な作品の下敷きになっていると思います。

伊藤

未来がわかっても決して話さない案山子「優午」が例外的に彼が来ることを島の人に話した。さらに、伊藤に「どうすべきか」を伝えた。この物語の主人公。コンビニ強盗を起こし逃走、気が付くと不思議な荻島に来ていた…。

若葉

地べたに寝転がり心臓の音を聴く女の子。

田中

30代で目の下に隈があり背が低く右足を引き摺っている。

感想

私が最初に読んだ伊坂幸太郎のデビュー作。一見するとファンタジーなサスペンスかと思いきや、様々に張り巡らされた伏線は一読では気付かず、読み直したくなります。また、読んだ後なぜかスッキリしてしまう不思議な作品で読む度に細かい描写や背景に気付きます。私はこのデビュー作と2作目「ラッシュライフ」を一気読みし、伊坂幸太郎にはまりました♪伊坂幸太郎の作品はどれから読んでも面白いと思いますが、私のオススメはこの作品からのスタートです♪

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