17人の壮絶な失敗から成功を学ぶ

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失敗の教科書。

17人の壮絶な失敗から我々は何を学べばよいのか

 「失敗から何を学んだか」にのみ特化した本。「失敗」という単語を借りた成功談にまとめられている。つまり、失敗と成功は表裏一体であり、失敗というどん底を味わえば、それよりあとはすべてプラス思考にとらえられるという考え方。 

手塚治虫:「一番になっても、すべての悩みから解放されることはない。」

 ライバルが売れていくことに耐えきれずにライバルに嫉妬心を燃やし、足を引っ張る発言を行う。やがて彼は早死にしてしまう。

モーツアルト:「どんなに才能があっても人生やっぱり大変だ」

 雇い主と険悪な関係になり何度も就活を繰り返すが、ことごとく失敗に終わった。

矢沢永吉:「人は、たいていちっぽけなことで悩んでいる。だから悩まなくていい。」

 信頼していた部下に裏切られ、30億円の借金を負った。オーストラリアの不動産で信頼する部下が架空取引。残ったのは30億円の借金だけだった。その借金も矢沢は笑顔で完済。矢沢はビックだが、借金の額もビッグだった。

スティーブ・ジョブズ:「時には傲慢なほどの自己肯定力が必要なこともある。」

 自分が作った会社を首になり追い出された。後に、自分をスカウトしてくれた人を今度は自分が追放してしまう。

小澤征爾:「どうにもならないことが起きたら、事故だと思ってサッサと忘れる。」

 N響の団員に嫌われ演奏会をボイコットされたことがある。しかし、小澤は一人で上野のコンサートホールへ出かけ、意思表示の意味で一人で指揮棒を振った。その後、井上靖らが日比谷に日フィルを呼び、小澤に振らせた。数々のコンクールをとんとん拍子で駆け上がった小澤に対する嫉妬心がN響の団員にこんなことをさせたのだが、それにもめげずに小澤はそんなことを事故かのように思って自分やるべきことをやってのけた。

バラク・オバマ:「マイナスの環境にいることを幸運だと思い込む」

 無謀な選挙に挑み大敗。立ち直れないほど経験をしたが、復活。黒人(ケニア)の父と、白人の母。黒人であることを意識しながら、白人にはなりきれないという板挟み。

三浦雄一郎:「年齢にとらわれた生き方を徹底的にやめる」

 60歳を過ぎ過去の栄光にとらわれ、肥満体型になってしまった。しかし、彼の父親の姿に触発されて、これではいけないと一念発起。70歳でエベレストの登頂に成功する。

ココ・シャネル:「一歩前へ踏み出す勇気がなければ、潔くあきらめる。」

 70歳でモードの世界に復帰したが、コレクションは残酷なまでに酷評された。しかし、アメリカの「ライフ」や「ヴォーグ」では、シャネルを正当に評価し賞賛し始めた。この流れを受けて、ヨーロッパにその評判が
逆輸入され、シャネルは見事にカムバックを成し遂げた。

羽生善治:「結果にこだわるより、とことんプロセスにこだわる」

 一秒でわかる一手詰めに全く気づかず、勝てた勝負に負けてしまった。

ジョン・メイナード・ケインズ:「自分に起こったことはすべてよいことだと無理にでも考える」

 世界的に有名な経済学者であるにも関わらず、自らは株式投資で大失敗し、全財産を失った。

安藤忠雄:「本気で物事に取り組むとかけがえのない黄金の時間を味わうことができる。」

経済的余裕がなかったため大学に進学できず、独学で建築学を学んだ。仕事を得るためにコンペに挑戦してもことごとく失敗した。しかし、それにもめげずに挑戦し続けた。むしろ失敗のために努力を続けていると一手もいいくらいに。

ジクムント・フロイト:「どんなひとでも自分には甘い。そのことを強く意識する。」

 他人の神経症を治すことはできても、自分のたばこ依存は直すことができなかった。

夏目漱石:「英語を身につけるには、なりふりかまわない。かっこつけない。」

 ロンドンに国費で語学留学したのに、ずっとアパートにとじこもっていた。

ライト兄弟:「成功のあとには、必ず大きな落とし穴が待っている。」

 特許の利権にあまりにも固執しすぎたために、その後の飛行機の発展に寄与できなかった。

チャールズ・チャップリン:「どうしても望みが叶わないときは、とにかく一度諦めてみる。」

 理想の相手に恵まれることなく、3人の女性と離婚した。

日野原重明:「世間的な成功の尺度を一度捨ててみる。」

 人生の一番重要な時期に8ヶ月もベッドで寝ているしかなかった。

アルフレッド・ノーベル:「人生には、最後まで一発逆転の可能性が残っている。」

 ダイナマイトの発明で世界的な富豪になったが、「死の商人」の汚名を着せられた。

【著者からのメッセージ】

失敗から何を学べたか

 →ずっと成功している人などいない。成功体験ばかりが語られることに負けるな。

「成功」と「失敗」という二分法から逃れよ

 →発想の柔軟性が失われないために

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