ローマ人の物語 (4)の概要。第二次ポエニ戦争勃発

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ローマ人の物語 (4) ― ハンニバル戦記(中) (新潮文庫)

本書の概要

 カルタゴの英雄ハンニバルが戦争のやり方を一変させ、イタリア半島を蹂躙する時代が描かれる。そして、ローマのスキピオ・アフリカヌスが歴史の表舞台に登場し、ハンニバルとローマの存亡をかけた決戦を行う。

第二次ポエニ戦争勃発

 戦争とは外交の一手段と言ったのは、ナポレオンとも戦ったプロイセンのクラウセヴィツだ。しかし、この戦争に限って言えば、そうではなかったかもしれない。第二次ポエニ戦役は、天才ハンニバルの私怨により引き起こされた戦争だった気がする。

ハンニバルの私怨が古代ローマを追い詰める

 幼少の折、第一次ポエニ戦役でのローマに対する父の無念を晴らすよう神に宣誓したハンニバルは、28歳の時、双方の本国から離れたスペインでローマの同盟都市を攻略し、無理矢理カルタゴとローマの全面戦争に持ち込む。その後、アルプスを超えイタリア半島に侵攻し、次々とローマ軍を撃破し、蹂躙する。

古代ローマの逆襲

 国家が一人の天才の前になすすべも無く敗れるかという時期にローマに登場するのが、スキピオだ。ハンニバルより12も若いスキピオは、敵将を戦術の師とし、カルタゴ本国を攻略することによって、ついにハンニバルをイタリア半島から追い出すことに成功するのだ。

総括

 一人の天才によって戦争の形式が劇的に変わる様と、共和制ローマのシステムが最も有効に機能していた時代を知ることができる一冊。

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