橋下主義(ハシズム)を許すな!の書評・感想

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橋下主義(ハシズム)を許すな!

橋下氏のリアルタイムな政治活動がある今、読むべき本

本書は、3人の論客(内田 樹、山口二郎、香山リカ)による、鼎談というスタイルをとっている。 
・橋下主義(ハシズム)とは、軍隊的官僚主義(上意下達、不服従排除)と、競争原理主義の合体に過ぎない(山口二郎)

・橋下主義の特徴は、極論が極論のまま存在している。白黒はっきりしないことが多い世の中で、これは異常。(香山リカ)

・おせっかいな教育論:競争原理主義で全てが解決するという幻想(内田 樹)

・官僚は、自ら「疑似目的」(本質的な目的ではないもの)という罠に自らはまる。(山口二郎)

・橋下知事は、鬱憤晴らしの専門家(山口二郎)

・『災害ユートピア』(レベッカ ソルニット著)
 →今必要なのは、悪者探し(橋下主義はコレが顕著)ではなく、刹那な満足でもなく、議論の上に成り立つ新しい公共(山口二郎)

・例えば、「お上がなんだ!」といった発言が期待されている時は、市場原理を語る。逆に、人々の愛国心的な心情に沿うような文脈では、「公務員であるならば君が代を歌え!」と軍隊的な統制主義を語る。そういう矛盾した状況の中で、私たちは暮らしているのです。(薬師院仁志)

読後感

「ワシズム」の便乗本と思って読んでみたら、そうではないことがわかります。橋下知事のスローガンは、日和見的であり、一貫性がない、との指摘があるのですが、日本人はそのような歴史を歩んできた側面もあるのでは。
・併せて読みたい本 山本七平著 『なぜ日本は変われないのか 日本型民主主義の構造』(さくら舎)

橋下主義(ハシズム)を許すな!

橋下主義(ハシズム)を許すな!

  • 内田樹,山口二郎,香山リカ,薬師院仁志

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