子が育つのを助けよう! 子どもが変わる「じぶんルール」の育て方

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子どもが変わる「じぶんルール」の育て方〈2〉時間のルール (子どもが変わる「じぶんルール」の育て方 2)

要点

子育ての本だが、子育てとは<子を育てる>のではなく
<子が育つのを助ける>という一貫した観点から書かれている。
タイムマネージメントも子が自分の時間を資源として認識し
それを浪費することが自分の人生にとってマイナスになることを
意識させ気付かせることを意味する。
決して親が子供を「管理」するための管理術(マネージメント)ではないことに
本書の主張の要点がある。

ポイント

以下、良いと思ったポイント
・徐々に練習させることが重要:「練習もさせずに、親がうまくいくようにおぜん立てしたり……ある時期が来たら『もう、〇年生なんだから、できるでしょ」とか……いきなり子どもに自立を求めるのは酷なこと」(p.30)
・時間を区切って集中する感覚の育成:いまから3分間はしゃべらない「サイレントタイム」のようなものをつくって時間の区切りを意識させる(p.56)
・ゲーム感覚でこなす楽しさを覚える:優先度別の「付箋」を貼ってできたものをはがす遊び(p.66-67)
・リミットまでの逆算をできるようにするために:「それぞれにかかる時間はどれくらいか」(歯磨き、お風呂、着替え、等々)を計り感覚を養う
・判断力も養う:計画通りに行かなければあわてずに優先度の低いものを「切り捨てる」。何を切り捨てるかを子どもに決めさせることによって判断力も養われる(p.86)
・タイムマネージメントで必要なのは段取り力。段取り力とは「やらなければいけないことをいったんバラバラにして、シンプルな作業に分解すること」(p.90)
・子どものためとは?:「目先の『かわいそう!』は将来の『かわいそう!』」。かわいそうだからすぐに手を貸すのではなく、将来の糧になる失敗や屈辱的体験は大きな心をもって積極的に経験させるべきという提言
・子どもができなかった時にどういう言葉をかけるか:「どうしたらいいと思う?」(共感)と「どうして?」(怒り)は大違い。できなかったことをしかるために問うのではなく、次に子どもができるための問いかけをする

全体を振り返った感想

タイムマネージメント教育の基礎が分かりやすく書いてあり、これは時間管理の苦手な子どもに限らず、大人にとっても読む意義があると感じた。
150ページ程の本だが、著者の視点が一貫していたため読みやすかった。
具体的な方法や対策も書いてあり、それ自体は少し手間がかかるものだったが参考になった。全体としては子どもの成長を見据えたポジティヴな記述が多く
前向きに取り組むモチベーションを挙げてくれる本であった。

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