自己啓発と転職の“罠”にはまらないための考え方「転職と自分磨きのバカヤロー」

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「キャリアアップ」のバカヤロー 自己啓発と転職の“罠”にはまらないために (講談社プラスアルファ新書)

概要

『「キャリアアップ」という幻想を捨てることから始めよう。キャリアにはアップもダウンもない。無駄な経験なんてひとつもないのだ。』

上記のように著者は語ります。これは真面目にキャリアアップと頑張っている若い人たちに、1冊です。

転職のバカヤロー

◆転職はすべては解決しない
職場の人間関係で悩んでいるなら、転職しなくてもいやな上司の同僚の異動、または自分の異動によって解決することもある。また転職しても「いやな奴」はどこに行ってもいるもの。転職すればなんでも解決するかといえば、大間違いである。

◆ベンチャー企業の『名ばかりの役職』
大企業の人がベンチャーへ転職すると、肩書きと年収がアップするが、それはベンチャー企業が取引する際に外部に対する信頼が必要で社員に役職で箔をつけるため。マネジャーとは名ばかりで、実際にやる仕事は普通の営業だったりする。

◆カリスマ人事部長に騙されるな
カリスマ人事部長に「今人材では、この先勝てない。優秀な君に来て欲しい」と頼まれて入社してみたら、人事部長は社内で浮いた存在で、彼の派閥だと攻撃を受けることもある。この部長もサマリーマンでいつ異動や退職になるかはわからないから、人を心酔して会社を決めてはいけない。 

◆「体感年収」というコンセプト
給料の金額の満足度だけではなく、仕事の充実度、働く環境などを含めて考えるようにしてみる。大きな会社を辞め、小さな企業で働きつつも、好きな地元で家族とそばにいられるというスタイルで体感年収を上げる人もいる。

自分磨きのバカヤロー

◆自己啓発にはまらない
経営者やコンサルタントの本を読んで刺激を受けるのはよいこと。異業種交流会や勉強会へ出かけたりすることもいいこと。でも読んだビジネス書を仕事に活かすことがない読書は意味がない。仕事につなげる自分磨きをしていかないと全く意味がない。

◆すごい人に騙されてはいけない
雑誌などに特集される「かっこいい社会人」などは、「若手で最も仕事ができる営業マンを紹介してくださいと」取材の依頼を受けた企業は、できるだけ見栄えのいい社員を選んで、社員を選んで紹介しているだけ。

◆起業家を妄信しない
起業することはいまや1円からでもできることで、起業自体の難易度は高くない。ベンチャー企業は既存の企業ではできないことを挑戦してナンボのはずが、米国企業の真似、ときには国内企業の真似をしているだけの会社もあったりする。なかにはビジネスモデルもないのに、顧客だけがいるという企業もある。

◆ビジネス書の著者に騙されるな
ビジネス書を出すことは簡単になっている。出版社は「数撃ちゃ当たる」といわんばかりに作戦に走っていて、出版点数は上がっているのに、売上が伸びていない。最近では少しでも強みや特徴がある人(勉強会の主催者、有名ブロガー、東大生、ブラック企業勤務経験者など)ならば著者になりやすい。特にブロガーや勉強会の主催者は人脈があって本が売りやすく、重宝される。

◆バカが可視化されるネット術
「ソーシャルメディアは世界を変える」などとビジネス誌の受け売りで語りつつ、そのソーシャルメディアがバカを可視化している。Twitterのタイムラインを追っていると、本当にバカが可視化されている。たまにいい感じの自己主張をしているなら、それを職場でやればいいのに。

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