近頃の若者はなぜダメなのか?ネットワーク世代の知り合い増えすぎ現象

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近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と「新村社会」 (光文社新書)

概要

1000人の若者と出会ってきた著者が語る若者のリアルな現状を記録した1冊です。

知り合い増えすぎ現象

■ケータイで若者は何を見てるのか?
 ・一番多いのは、音楽の無料(違法)ダウンロードサイト
 ・次に多いのが人間関係を維持する、広げるツール(SNS、プロフ、ホームページ、ブログなど)

■増えすぎる人間関係
 ・ビジネスマンが名刺を交換するかのように、SNSやメールアドレスを交換する
 ・人間関係を増やしてネットワークを広げる

■この巨大なネットワークが消費を減らしている
 ・ネットワークを維持するために(ブログに書き込みしたり、新しい人と出会ったり)、多くの人と交流するため会社の人と毎日飲む暇はない
 ・出資額自体は減っておらず、1回の飲食代を減らし、その分回数を増やしている

■新村社会の誕生
 ・ネットワークが大きすぎて、誰かと予期せず必ず街で会ってしまう自体が起きている
 ・これはかつてあった日本の村社会と同じ状態いわば「新村社会」
 ・ちょっとでも悪いことをしたらすぐに誰かにばれてしまうと怯えてしまう監視社会

村八分にならないために

■新村社会の掟
 ・メールでもリアルでも愛想笑いを絶やしてはいけない
 ・鬱日記を書いたらみんなでコメントして慰めあう
 ・メールは即レスで会話を途切らしてはいけない
 ・趣味嗜好が多様化しているから、時事ネタで共通の話題を作り出す
 ・「正しい」よりも「空気」を大切にする
 ・直近の話をすると議論するかもしれないので、「だよね」で共感しながら将来の話をする
 ・知り合いがつながているので恋人と別れられない

■もしも掟を破ったら
 ・悪口や陰口がネット上で晒される
 ・転校しても転校先にも情報が流れる

ネットワークが広がりすぎた弊害「既視感」

■半径5mの生活
 ・ネットーワークから情報が飛び交い、大きな既視感が生まれる
 ・ハワイにいったことがない人がハワイに行った気になって国外へ出ない
 ・東京へ行ったことない人が東京に行った気になって地元を離れない

■安定志向を強めた
 ・ブログなどに若者擁護派の大人たちが「今の若者は不遇だ」と発信し、それを読んで不遇だと思い込む
 ・ITバブルで一気にのし上がったはずが転落した社長のブログで失敗を読んで自分は失敗したくないからと安定を望む

■益若つばさ人気
 ・旬なギャルモデルなのに足立区に住み、しまむらを愛する彼女
 ・安定志向の若者の共感を生んだので人気が高い

ネットワークで生まれた新しいもの

■1000人規模の大きなイベントが開催
 ・主催者の大変さを知り、みんなでチケットを買って参加し盛り上げる
 ・そんな大規模イベントが多く開催されるようになった

■異人種のくっつき現象
 ・ギャルでもオタクと一緒に歩いている姿を目にするようになった
 ・オタクやガリ勉が付き合う人が変わり、ファッションセンスが上がっている

■見た目は普通の「超ネットワーカー」の誕生
 ・高校生で1000人規模のイベントを開催する人も現れてきた
 ・地元に帰った若者がパソコンのスキルが少し高いだけで、特別にウェブ部門を設立して会社に就職する事態も

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