トヨタ式カイゼンを理解するヒント集

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マンガでわかる トヨタ式カイゼン (宝島社文庫)

当時少し前にヒットしていた「ドラゴン桜」を露骨に意識したストーリー作品になっており、この作品を知っている人が読むとかなり面白い。

トヨタ方式は誤解のもとで適用されると危険。そのあたりはこの本の中でも強調されている。「自動車絶望工場」とあわせて読むことをおすすめする。

著者曰く「トヨタ式は人間を育てる幸福論」

「自分中心で考えるのをやめて、一度共通の仕組みに全員が合わせることで、はじめて私たちは個々の能力や特性、クセや欠点を知り、お互いが影響を及ぼしあう存在になれる。制約から自由を生み、目的から能力を生み出す。それがトヨタ式だ」

人と人との関わりの中で、最も効率的で強い競争力を得ることで幸せを掴むための考え方、手法がトヨタ式。

ストーリーパート

トヨタ式の目的はお客様のために最強の原価を作り上げ、最強の人財を育成すること

従来の方法が対症療法的な外科手術ならトヨタ式は体質から変える東洋医学です。中途半端に手法だけ取り入れればかえって原価を高めることになる

目が死んでるな。仕事をしようという人間の顔じゃない。仕事をやらされてる人間の顔だ。おまえさん、働くのがつまらないだろ?それは面白くする努力をしてないからだよ。自分でカイゼンすることをサボってるからだ。自分の力で仕事を楽しくするために知恵を絞る方法、それがカイゼンだ

トヨタ式でお前らを人間として鍛えあげてやる。自分で自分を切り開く力を付けさせてやろう

合理化を追求することはお前らの人間性を奪うことじゃない。むしろ逆だ。ムダを省くために人間の知恵を最大限に活かす、そのために何よりも人間性を尊重する

カイゼンの基本は視える化だ。星取表でキャリアを目で見えるツールに表す。現状を漫然と積み上げるのではなく、到達目標からの逆算で今自分がスべきプランを立てろ。やりがいのある仕事じゃなく仕事のやりがいをこうやって「見つける」んだ。

仕事とは製品に付加価値を生み出しそれを実現している作業のことだけを言う。それ以外は全て無駄な「動き」であって「働き」ではない。仕事からムダを減らすために「5つのS」を徹底するぞ!

まず標準化しなければそれを検討することもそれを「カイゼン」することもできない。

きれいに並べただけではただの整列だ。ルールを決めて初めて整頓になる。

人に合わせて組織を作るんじゃない。トヨタ式では仕事に合わせて組織を作る。

仕事に必要なのは単なるマニュアルじゃない、現場にいるお前たちが創り上げていく「仕組み」だ

上手くカイゼンすれば今より2時間早く帰れるぞ!

早く歩けっていってんじゃない。知恵を絞ってムダな時間を削れ。

俺は仕事のために最も無駄なく小売の良い方法を取る。モノの5Sも大切だが心の5Sも仕事には欠かせない。それだけだ。

標準化の次は平準化だ

工場のショールーム化も一種の視える化です。私はこの会社を競合他社までが見学に来る場所にしたい。

みんながそれぞれの役割を果たして一つの家庭のようなものを作っていると実感してこそ、結束が強まる。一人ひとりできることには限りがあっても、力を合わせたり工夫してできるだけたくさんのことができるようになればいい

前工程は神様、後工程はお客様

トヨタ式は「必要数はお客様が決める」から全てをスタートさせている。後工程を重視して後ろから前に考えるのも、全てお客様から考えるためだ。自分ができない作業をしてくれる前工程に感謝しつつ、作業を引き継いでくれる後工程に思いやりを持て。

カンバン方式とは隣接する人たちへの思いやりの心だ。製品だけでなく意思や情報も視える化してわかりやすく伝えてあげるんだ。隣りあうひとに気持ちよく仕事をしてもらうためのコミュニケーションを考えるのが結局一番効率がいい。

問題は起こって当たり前だ全く問題が発生しないなんて余程優れているかよほど酷いかのどちらかでしかない。

ミスに対する素早い対処の重要性

問題があれば現場の人間が自分で判断して止めていい。むしろ止める勇気を持て。

作業の視える化が不十分だと思ったら「なぜ5回」だ。個人の失敗は組織の問題と捉え、全体のレベルアップにつなげる。

カイゼンは知恵と金の総和だ。考えなしに金をかけるれば知恵が減る。知恵を絞れば金を出さなくてすむ。

コスト削減は製品1個単位で考えろ。組織単位で考えてもクソみたいな考えしか出ない。

解説パート

カイゼンは標準化された作業や仕組みを変えた時だけに使われる言葉。「企画と現実と修正を照らし合わせ、そのギャップを限りなく縮めること」に取り組むのがカイゼン

「トヨタ式を理解するために必要な5か条」
「トヨタ式に必要な7つの組織文化」
「トヨタ式をスタートするためのカイゼン10箇条」について

「8つのムダ」
「ムダが潜む5つの分野」=時間・モノ・気持・営業・コミュニケーション・営業

「作業のムダを視える化する標準工程表」

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