ぶっこわし政治家「小沢一郎」が考える政治

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剛腕維新

小沢一郎が考える政治

戦後日本が経済発展を目標に掲げて邁進してきた陰で、一部の不心得者だけでなく、政治家や官僚、企業エリートといった指導層にまで、「自分さえよければいい」「その場だけ楽しければいい」「儲かればいい」といった感覚が広がってしまった。

明治維新は、数十人の志ある若者を中心に成し遂げられた。

日本ではどんな凶悪犯でも、多くの場合は社会に復帰してくる。かつてパリ留学中にオランダ人女性を殺害して、ステーキにして食べた人間も、今では作家を名乗っている。少年犯罪の場合はなおさらそうだ。日本は犯罪に対してアマすぎる。

日本人の多くは「米国が何とかしてくれる」と信じているかもしれないが、当然のことながら、米国は最終的には自国の利益のために行動する。

信長時代に来日したキリスト教の宣教師は報告書にこう記している。「日本人は何よりも名誉を重んじる。彼らの大半は貧しいが、貧困は貴族にとっても武士にとっても、平民にとっても、恥ずかしいことでも、不名誉なことでもない。彼らは正直さの方を選ぶ。未信心者の中で、日本人より優れている民族はいないと思われる」

善悪の判断のつかない子供のうちは規制をすべきであり、大人は自己責任で自由にすべきだ。

日本人は面と向かうとお世辞ばかりいうが、国際社会では本音で話し合わなければ決して信頼関係は生まれない。これは国家間の外交でも草の根交流でも同じ。自己主張しない日本人は世界中からばかにされているのだ。

日本には「のど元過ぎれば熱さを忘れる」「台風一過」といった言葉があるように、苦しいことも過ぎてしまえば忘れてしまう民族的な傾向がある。このため、その場の思いつきで場当たり的に対応するのは得意だが、問題の本質を見据えて基本にメスを入れるのは苦手だ。非常時における行政の仕組みが欠落している日本。

無責任に球団経営者がころころと変わるのでは困るが、僕は実力とやる気がある経営者や企業なら、誰でも加盟できるチャンスを与えられればいいと思う。

楽天が仙台を本拠地としたことは、「地方の時代」を切り開くのではないかと期待している。他の先進諸国は、米国でもフランスでも、人口や産業も国土にほどほどに分散しており、地方都市に世界的企業の本社があるケースが多い。

採用試験に合格しただけで、その後もエスカレーター式に地位も報酬も上がっていく時代はもう終わった。実績を上げた社員に報いるシステムをつくることは、企業の業績向上につながるだけでなく、日本社会を活力に満ちたものに変える。日本を根本から立て直すためにも、役所にこそ競争原理を持ち込むことが重要だろう。

卑劣な犯罪行為は見逃してはならない。正直者がばかを見る位の中など絶対にだめだ。一生懸命、誠意を持って頑喪った人が報われる社会にしなければならない。日本社会を根元から変えなければならない

いくら警察権力で取り締まっても、精神的歪みや心の乱れを是正できるはずがない。そういう発想は奇異に感じる。

われわれ政治家だけでなく、すべての日本人が犯罪者を出さない社会をつくっていくために真剣に考え、行動していかなければならない。

感想

政治と社会問題(犯罪など)は密接に関わっているように感じた。過去の犯罪や耐震偽装などの時事問題を取り上げていて考えさせられた。ちょうど「戦争における人殺しの心理」を読んだ後だったのでなおさら考えた。社会問題や重大犯罪にちゃんと向き合わないと子供を育てるときに本当に怖い環境になってしまう。日本の歪はどんどん大きくなっている。
次に、本書は一貫して小泉政権を批判し、政権交代の是非を問う構成でした。とにもかくにも、日本がもっとよい国になればいいなと心から思いました。

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