企業年金再生の書評

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企業年金再生―老齢大国を襲う危機の構図と生き残りの方策

専門誌「年金情報」編集長の著書。確定拠出年金を中心に、日本の企業年金(確定給付年金、厚生年金基金)の現状・課題・制度を平易な用語で解説している。

序章 老齢大国 なぜ企業年金か

第一章 企業年金の新しい現実

第二章 波乱の歴史と構造変化

適格年金が廃止されて確定給付年金、確定拠出年金に衣替えされた経緯と、結果的に企業がどのような理由でどのように反応したかの説明がある。

第三章 確定拠出年金の理想と現実

確定拠出年金の制度・特徴についての解説がある。また掛け金の運用がすべてアマチュアである加入者の責任となる確定拠出年金において、ほとんど合理的な投資運用がされず放置されており、十分な運用益が確保できていない実態等の説明がある。

第四章 確定給付年金と遠い約束

企業が加入者になりかわって掛け金を運用する確定給付年金についても、予定利回りの想定が実勢金利以上(ムリ)であったり、企業自体が経営難に陥ったりすれば、決して給付が約束されないという現実・事例の説明がある。
加入者に有利に聞こえるが実際には企業に有利な「保証期間の延長」など、企業側が企業年金を改悪する手口の説明があり面白かった。

第五章 企業年金 再生の条件

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