日本が抱えるインターネットの現実を「ウェブはバカと暇人のもの」なんだよ!

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ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)

概要

日本が抱えるインターネットの現実をはっきり言及している一冊です。

バカを無視する「ネット万能論」

発信する内容自体に価値のある人は、ネットではなく、リアルの世界でもその発信内容が「換金」されるはずだ。

凡庸な人間がネットを使うことによっていきなり優秀になるわけでもないし、場かもネットも使うことによって世間にとって有能な才能を突然開花させ、世の中に良いものをもたらすわけではない。

ネットヘビーユーザーは、やっぱり「暇人」

◆クレームという粗探し
 ・匿名の個人として発信し、組織の背負っていないがゆえに「絶対に勝てる論争」を高みから仕掛けてくる
 ・クレームを受ける側の企業は組織を背負っているために、逆切れもできない

◆ネットは失言増幅装置
 ・自由な意見を言う場であったのに、ちょっと尖ったことを言うとすぐに炎上してしまう
 ・企業も個人も揚げ足をとられたくないので、みんな無難なコンテンツしか作れない

◆よくある「何を言うか内容が大事」は大嘘
 ・本当に大切なのは「誰が言うか」
 ・明らかに何を言っても非難される人たちがいる

◆ネットで叩かれやすい10項目
 ①上からものを言う、主張が見える
 ②頑張っている人をおちょくる、特定の個人をバカにする
 ③既存のマスコミが過熱報道していることに便乗する
 ④書き手の顔が見える
 ⑤反日的な発言をする
 ⑥誰かの手間をかけることをする
 ⑦社会的なコンセンサスなしに叩く
 ⑧強い調子の言葉を使う
 ⑨誰かが好きなものを叩く
 ⑩部外者が好き勝手言う

◆リア充はネットを情報収集の道具にしている
 ・忙しい人はブログを更新する時間もない(有名人でもしている場合は、知名度が低く仕事がない人だけ)
 ・リアルで活躍している人はリアルの会話や出会いを大事にしている
 ・そこから空いた時間でネットから必要な情報だけを集め、金につなげている
 ・暇な誰がアップした無料の情報を活用して金をまた集めている

現場で学んだ「ネットユーザー」との付き合い方

◆ネットで受ける9つ
 ①話題にしたいもの、ネタにしたいもの
 ②身近であるもの(含む、B級感のあるもの)
 ③非常に意見が鋭いもの
 ④テレビで紹介されているもの、人気があるもの
 ⑤モラルと戦うもの
 ⑥芸能人関係
 ⑦エロ
 ⑧美人
 ⑨時事性のあるもの

ネットで流行るのは結局テレビネタ

◆ニュースもブログもテレビネタ
 ・ニュースサイトもテレビで放送されたものが上位にくる
 ・その日の一位のキーワードは、テレビで報道されたものばかり
 ・「あ」などグーグルで検索したら上位にくるのは「あいのり」か「相棒」などに関する情報

◆テレビ最強説
 ・テレビを見て⇒ネットで検索&書き込みが王道
 ・テレビは見逃しても、暇人が掲示板にすぐネタがアップされる
 ・雑誌・新聞は素晴らしい記事でもコピペもできない
 ・しかも暇人は雑誌も新聞も買ってまで読まないので話題にならない

◆テレビの凄まじい3つの点
 ①世間普及率100%
 ②放送作家がきちんといて説得力がある
 ③それを芸能人に言わせている

◆ネットは所詮ニッチ
 ・ネットで流行った言葉は祖父母や両親には通用しない
 ・ネットで話題のスターは世間では大した反響ではない

◆運営側もテレビを敵視なんてしていない
 ・テレビで視聴者を奪われることもないし、PVを稼ぐ格好の材料だと思っているくらい
 ・積極的にテレビのネタを受け入れようとしている

企業はネットに期待しすぎるな

◆ネットでうまくいく5つの原則
 ①ユーザーに対する性善説・幻想・過度な期待を捨てる
 ②ネガティブなコメントをスルーする耐性を身につける
 ③クリックされてなんぼ。B級ネタを発信する開き直りが必要
 ④ネットでブランド構築はできない
 ⑤ネットでブレイクできるのは商品はモノである。小手先のプロモーションよりも本業に力を

◆ネットでBUZZする条件
 ・面白いもの
 ・突っ込みどころのあるもの
 ・こんなバカなやつがいる

◆ネットで流行りにくいもの
 ・タイトルがつけにくいもの

◆ネットは他のメディアとは違い「居酒屋」である
 ・良い居心地を提供すれば、みんな集まって楽しんでいく
 ・自由な雑談の場であると思うべき

ネットは人生を変えない

ネットがない時代に暇つぶしで立ち読みしたりゲームをしていた人は、ただネットという新たな、そして最強の暇つぶしツールを手にいれただけである。

本当に能力や根性のある人間はインターネットがなくても必ず評価される

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