会計から考えると答えが見える! 餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?

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餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?

会計

許される範囲で見栄えを良くしている。真実を表現した決算書はこの世に存在しない。決算書が伝える情報には、会社の主観が織り込まれている。その主観によって利益は変動する。

会計ルールが絶対的な真実を求めない以上(もし求めれば、会計ルールそのものが収拾がつかなくなるほど複雑化する)、そのルールを適用した結果としての利益は、絶対的に正しいとは言えない。会計における正しさとは、恣意性が入らないという意味。また、会社が選択する会計ルールはいくつか用意されているし、その選択は会社の意思で行うことができる。ここでも会社の主観が入る。さらに、多種多様な業態の会社を、限られた会計ルールで表現しようとしているので、そこで描き出された結果(決算書) は、会社の実態の正確な写像ではなく、要約された近似値にならざるを得ない。しかも、金額が確定していない費用は、合理的に見積もって計上することが要求される。ここでも会社の主観が入り込む。以上のように、会計数値は主観が入り込んだ要約された近似値。

在庫を使った粉飾は「数量と単価の水増し」

経営を戦国シミュレーションゲーム化しようぜ

戦国時代の武将が天下統一を果たし、それまでの古い慣習を断ち切った新しい国家の樹立を決意したとする(経営ビジョン)。この目的を達成するには何年もかかる。そこで、最初の3年間で、各地に点在する大名を味方陣営に取り込むための行動計画を策定する(中期経営計画)。次に、最初の1年間で達成する目標を決める(単年度事業計画) 。例えば、敵の要所となる大名を決めて、その城を攻め落とす具体的な行動計画を立てる。そして、落城に向けた月別の達成目標を決める(月次計画)。月の目標を達成するための日々の作戦を練る(日程計画)。そして、この計画にしたがって行動を起こす。経営も同じ。
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大トロはなぜ儲からないのか?

普段使う「儲かる」と言う言葉の意味は、「現金が増える」ことで、会計でいう利益とはニュアンスが違う。大トロよりもコハダを売った方が現金が増える。クロマグロの大トロは、仕入値が高く、しかも、いつも手にはいるとは限らない。そこで、市場で気に入ったクロマグロが見つかれば、多めに仕入れることになる。すべて売り切るまでに1カ月かかるとすると、最初に支払った現金がすべて回収されまで1カ月もかかる。ところが、コハダはそうではない。仕入値は安い。一貫あたりの売価も安いから客は気軽に注文する。新鮮さが売り物だから一度に大量に仕入れることはない。1日分仕入れてその日のうちに売り切るとすると、今日仕入れたコハダは店を閉める頃には全て現金に変わっている。(在庫として留まっている時間が違う)

大トロは儲からない、という常識をひっくり返したのが回転寿司。クロマグロの大トロであっても、仕入ルートが確保でき、客がどんどん食べてくれれば、回転速度は速まる。1本100万円もするクロマグロを1日で売り切ることができたら、資金が滞留する期間はコハダと同じ1日だけ。多少安く売っても大トロの握りは儲かる商品に変わる。これが、回転寿司が儲かるひみつ。

餃子屋と高級フレンチではどちらが儲かるのか?

限界利益の本来の意味は、製品を追加的にひとつ売った場合に増加する利益の追加的増分のこと。簡単に言えば、餃子1皿の売上がもたらす追加的利益のこと。会計では、限界利益は「売上金額から変動費(材料費) を差し引いた金額」という意味で使われる。つまり、餃子の売上から比例して増加する材料費を差し引いた金額がこの店の限界利益。売上が増えても減っても変わらない費用がある。店員の人件費や家賃など店の維持費だ。これを固定費という。「この限界利益と固定費がわかれば、会社の利益構造がわかる」。

試験で言えば合格最低点と言っていい「損益分岐点売上」。

シャネルはなぜ高い?

ブランド価値とは見えない現金製造機のこと。

特別に意識しないまま、ひとつのキャラクターから生まれたさまざまな派生商品を購入しているのがすごい。これがウォルト・ディズニー社が発明したビジネスモデル。ウォルト・ディズニー社は、漫画本やアニメだけにとどまらずに、次々と関連する製品を開発してビジネス領域を広げた。つまり、同じキャラクターを使って、何通りもの方法で現金を稼ぐしくみを見つけた。

名言

経営とは会社を潰さないこと。

感想

会計がわかりやすく説明されています。具体例が豊富なので頭に入ってきやすいのと、会計という概念自体を知ることができるのでかなり面白かったです。キャッシュフローが複雑な会社は必ず読むべし!

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