若者論の系譜。もうやめて!若者論好きのオッサンのライフはもうゼロよ!

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絶望の国の幸福な若者たち

若者論の系譜

今の若者論の特徴である「世代が共通する若者をひと括りにして語ること」の成立はそんなに古くない。1970年あたり。

あと若者論といっても論じる姿勢によって単なる価値判断から現象の把握まで幅がある。

己の感性による価値判断がすべての狭量なオッサンはいつだって「異質な他者」として若者にレッテルを張りバッシングし続けてた。

いわゆるジャーナリズムは若者を「都合の良い協力者」と見ている。若者はお客様であり、ものを買って経済を潤わせる役割がある、それが自明だと思っている。2012年成人式の朝日新聞の社説はまさにこのタイプの典型的な若者論。ちょっと前なら若者は起業しろ、そして雇用を何とかしろと言ってただろう。とにかく若者を自分の都合の良い用に煽ることしか考えていない。

2000年以降の若者論のヒット作

・希望格差社会
・カーニヴァル化する社会
・下流社会
・ハイパー・メリトクラシー化する社会

傾向としてマニアックな領域での研究と、大きな話になりがちな社会論に二分化。
近代社会は全体を見通す視点そのものが不可避的に局所化せざるを得ない社会構造を持っている。だから「局所への撤退と全体性を見通す欲望の復権」が指摘される。

もうやめて!若者論好きのオッサンのライフはもうゼロよ!

若者を固有の文化を持つ集団として捉えるような若者論というのは、団塊世代が若者である時代に、一億総中流という階級消滅幻想と共に成立した概念。対となる階級消滅幻想が否定され、こんだけ格差が叫ばれてる時代に、世代としての若者を語ろうとするのはもう厳しい。まぁ内田樹さんみたいに、若者論どころか日本論をぶちまけちゃうような人も時々いるけどね。で、団塊世代のオッサンにはよく売れる。オッサンは本当に、若者の想像を絶するほど世代としてまとまってるのだなぁ。

もはや今の若者論は、自分が年をとって世の中においついていけなくなったオッサンたちが、自分こそがまともであると確認したり、他者を排除することで自分探しをしたいという欲望の現れでしかないんじゃない?ネトウヨとレベル変わらないね。それでいて個人批判をする根性がない。臆病で自信のないオッサンは、社会経験の浅い若者か、マスコミが味方してくれる政治家を喜んで叩く。いわゆる「残念な人たちの戯言」である。

若者論は叩く方ばかりではない、若者の名を借りて社会語りがしたいオッサンたちもいる。叩きしか脳のない思考停止オッサンよりは生産的・・・なのかな?彼らは若者が実態のない曖昧なものであることをよく理解した上で、勝手にイメージを付与して遊ぶ。「ア○ヒる」新聞はこういうの大好き。さらにそのイメージを使ってスポンサー様からお金を頂きたい○通の方々なんかはいろんな現象を「~系男子だの女子だの」といって流行をしかけようとする。アカサギと何が違うのかは不明。

ただまぁ、そろそろある現象については、若者特有の問題だとか短絡的に考えずに、社会構造の実態や変化と共に考えるという当たり前のことができないと、大人として恥ずかしいよね?無邪気な若者論が許されるのは震災前までってことにしてほしい。ボランティアに行ってる若者たちをたくさん見たべ?

覚えておくと良い言葉

・コンサマトリー化(本来の目的から解放・放逐された結果、地道な努力をせずに自己目的的、自己完結的にその自由を享受する姿勢)

・相対的剥奪(自分の所属している集団を基準に幸せを考える)

・島宇宙化 (若者の内向化のことと言われるが、実際は世間が崩壊した結果、寄る辺なく数名の仲間と共に漂流している状態と捉えるべき?)

・スラックティビズム(社会貢献したい若者の数は増加し続けているけど、まともな社会活動に参加する人は増えてない)

・モラルエコノミー(民衆が持つ独自の規範。これが破られるとリアルネット問わずにいきなり炎上する。このことを知らないと非常に危険。日本は肯定より否定で群れやすい)

・親密圏・公共圏(この2つの間の接続のためにいろいろ知恵を出すと良い)

・承認欲求(若者による言っていることはわかるがお前の言い方が気に入らない、というふてくされた態度のこと。逆に言えばほめてやれば簡単に動くのでコツをつかめばチョロい)

・日本の残念な保守(なんちゃって保守老人のこと。S根やI原など)

・無縁社会と選択縁社会(友達がいなくても、ネットさえあれば、その気になれば友達は作れるという希望のこと)

・近代化(村の外側を創造することなく一生を終えていた村人たちを、国民や個人という自立した存在として引き上げようとしたプロジェクトのこと。挙国一致体制を至上のものとする若者には受け入れがたいが団塊世代が大好きな考え方。国家的な目的も示さずお国のために一致団結と言われても正直困るのだが)

以上。データについてはブログで感想述べたので若者論中心にまとめてみた

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