推定少女の書評・感想

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推定少女 (角川文庫)

<背景ー裏表紙要約より>

 とある事情から逃亡者となった“ぼく”こと巣籠カナは、
 逃げ込んだダストシュートの中で全裸の美少女・白雪を発見する。
 黒く大きな銃を持ち、記憶喪失を自称する白雪と、
 疑いつつも彼女に惹かれるカナ。
 2人は街を抜け出し、東京・秋葉原を目指すが……

<Pick Up The Scene>

【事件の始まり】‐「クラスにいるとユニセックスな、男子とも仲いい女子、みたいな自分が、家にいたときは義父の視線で、いやーななまぐさーい存在になった自分が、とても繊細で美しいものに、一瞬だけの魔法にかけられたみたいだった。」

 片田舎に住む普通の中学3年生、巣籠カナ。
 普通と違うのは、“僕っ子”で、格ゲーが大好きなことくらい。
 母さんの再婚相手の義父が苦手なそのワケは、、、。
 

 しかしカナは唐突に日常からはみ出してしまう。
 裏山に未確認の飛行物体が墜ちた、と思ったら…
 気づいたときにはパトカーのサイレント、隣家の庭に倒れた義父の姿が。
 どうやらカナは義父を「矢で射ってしまった」のだ。
 ゲーセン仲間のお兄ちゃんに別れをつげて、逃げまくる。

【白雪との出会い】‐「そこで、裸の美しい少女が、細い両手で銃を握りしめてカチンコチンに凍っているところに遭遇した。」

 全裸でゴミ箱に寝ていた美少女。しかも記憶喪失。
 雪のように白い肌の白雪は、なぜかカナと一緒に逃げるという。
 そういえば、未確認飛行物体から宇宙人が逃げたって言ってたような…?
 なぜこんなところに、銃を持った女の子が…?
 戸惑うカナをよそに、コスプレのナース服を購入した白雪は、
 カナの義父が入院している病院へ乗り込む。

【千晴との出会い】‐「おまえ、それ、えっ……」「ん?」「それ、本物じゃん!なにしてんの!」

 秋葉原に逃げてきたカナと白雪。
 白雪が持っていた銃の取り扱いに困り、銃専門店を訪れると
 そこには大人たちと銃オタトークを繰り広げる、女みたいに可愛い男子が。
 火気戦士、とカナが名付けた彼は、カナと同じ中3の水前寺千晴だった。
 首尾よく彼の家に潜り込んだカナと白雪は、千晴と一緒に東京を逃げまわることに…。

<感想>

 The・中二小説。
 しかし、それだけでは終わらせない文章力があります。
 誰もが中学生の時に感じた、「大人になりたくない」気持ちを
 青臭くも、スリリングに描いた作品です。
 文庫版は結末が3パターンにわかれているので、それぞれしっくりくる結末を見つけてください!

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