夜と霧を読んで心に響いた名言

4507viewsyuuya1986yuuya1986

このエントリーをはてなブックマークに追加
夜と霧 新版

【あらすじ】(「BOOK」データベースなどより)

ユダヤ人精神分析学者がみずからのナチス強制収容所体験をつづった本書は、わが国でも1956年の初版以来、すでに古典として読みつがれている。
なぜ監督官たちは人間を虫けらのように扱って平気でいられるのか、被収容者たちはどうやって精神の平衡を保ち、または崩壊させてゆくのか。
心理学者、強制収容所を体験する―飾りのないこの原題から、永遠のロングセラーは生まれた。“人間とは何か”を描いた静かな書を、新訳・新編集でおくる。

【目次】(★はおすすめ)

心理学者、強制収容所を体験する
第一段階 収容
第二段階 収容所生活 ★
第三段階 収容所から解放されて ★

【要約・エッセンス】

筆者は自身がこの本を著した目的を二つ掲げています。
1つは収容所生活体験者の各々の体験を今日の科学で解き明かす、2つめはそれ以外の人に対してそこでの生活を理解可能とする、というものです。
目次における第一段階では強制収容所への移送の実情、メインである第二段階ではそこでの生活・心理状態の変化、最後の第三段階では解放後の被収容者の心理が描かれています。

以下は特に響いた言葉の抜粋。

夜と霧の名言

生きることそのものに意味があるとすれば、苦しむことにも意味があるはずだ。
苦しむこともまた生きることの一分なら、運命も死ぬことも生きることの一部なのだろう。
苦悩と、そして死があってこそ、人間という存在は初めて完全なものになるのだ。

わたしたちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題なのだ。

わたしたちが過去の充実した生活のなか、豊かな経験の中で実現し、心の宝物としていることは、なにもだれも奪えないのだ。
私達が経験したことだけでなく私達がなしたことも、私達が苦しんだことも、(中略)いつかは過去のものになるのだが、まさに過去のなかで、永遠に保存されるのだ。
なぜなら過去であることも、一種のあることであり、おそらくは最も確実なあることなのだ。

人間とは、ガス室を発明した存在だ。
しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ。

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く