この世のありとあらゆる争いが詰まって爆発したユーゴスラビア。石の花(4)激戦編の内容まとめ

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石の花(4)激戦編 (講談社漫画文庫)

この世のありとあらゆる争いが詰まって爆発したユーゴスラビア

本作品中では民族や宗教など本当に多くの対立が描かれる。
単なるナチスドイツVSユーゴという話ではない。
抵抗勢力通しでさえ殺し合いをする。
同じ民族で同じ宗教を信じていても解釈で争う。
兄弟の間でさえ信じあうことができない。

民族紛争や戦争というものが、どれだけ複雑に入り組んだ問題であるか感じられる。

共産党とナチズムの絶対的な主義の対立

なぜ人は争うのか、なぜ人は不幸なのかの「原因探し」において正反対。

共産主義の主張=「人類が不平等であること」が諸悪の根源
ナチズムの主張=「人類が平等であること」が諸悪の根源。
共産主義は「上の人間が搾取している」と批判し、
ナチズムは「下の人間が堕落している」と批判する。

絶対にわかりあえない完全な矛盾。これは戦争になるはずだ。

16歳の少年の思い

「みんなのものと思うのがいけないんじゃないか?みんなのものということは自分の分もあるという気持ちになるだろう?誰のものでもないと考えたらどうだい?神様がいるかいないか知らないけど、動物も人間もさ、地球に間借りしてるんだって思ったどうだい?」

「どの神様が与えてくれたのか知らないけど、こんな戦争のある世界なんか俺ほしくないよ!(だから与えられたものだとか、仕方ないものだとか考えたくない)」

狂人扱いされた少年の話

俺の村にさ、暇があればいつも山や野原を歩きながらニコニコしてるやつがいたんだ。ある日そいつがね、木の下で寝転がっていた。何の木だかいい香りの気だった。そいつはね、おれにこういうんだ。

「この木の下の空気は格別の味だ」

そうやってって口をパクパクさせて、鼻をヒクヒクやっているんだ・・・。木を見上げてそれから周囲の山や川をぐるりと見渡してしばらくうなっていた・・・・。それからポツリとつぶやいたんだ。
「くやしいなぁ、こんな素晴らしいものを僕が生まれる前に誰かが作り、こうして見せつける。無料で見物させてくれるんでありがたいが、一方で無性にライバル意識を起こさせる。僕はこれ以上のものを作ってみたいなぁ」ってさ

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