統計学基礎講義の書評・感想

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統計学基礎講義

はしがき

 一般教養科目である、統計学。おそらく必須履修の方が多いのではないでしょうか? 数学が苦手な方や受験勉強でそれほど勉強されてなかった方は、最初に苦労する科目かも知れません。

目次

 データの記述
第1章 データを記述する数値的尺度
第2章 データを記述する図
第3章 度数分布表から計算す数値的尺度

 確率・確率分布の基礎
第4章 確率
第5章 確率変数と確率分布
第6章 確率変数と関数の規準化
第7章 正規分布
第8章 中心極限定理

 統計的推定及び検定
第9章 信頼区間推定
第10章 仮設検定

 相関及び回帰分析
第11章 相関分析
第12章 回帰分析の基礎
第13章 回帰式の説明
第14章 回帰分析の仮設検定

 経済分析、指標
第15章 様々な平均
第16章 所得不平等度の分析

 二項分布
第17章 二項分布
第18章 二項分布の推定と検定

 その他
第19章 様々な分布
第20章 パラメータの推定

構成

 1章から20章まであり、本書を大きく分けると、第1章から第3章までが、データの記述、第4章から第8章までが確率・確率分布の基礎、第9章と第10章が統計的推定及び検定、第11章から第14章が相関及び回帰分析、第15章と第16章が経済分析で良く用いられる指標、第17章と第18章が二項分布、第19章がその他の分布、第20章が統計分析の数理的基礎となっています。
 又、各章も3-4節分かれています。各章末に練習問題が付いています。付録分布表は、標準正規分布、(スチューデントの)t分布、カイ乗分布がついており、練習問題解答、参考文献、索引となっいています。

特徴

 本書の特徴は、パソコンの「Excel」機能での計算方法が多く掲載されています。Excelは2003年での計算の仕方が紹介されており、2007についての相違点を巻末に付録としてまとめてあります。又、最短で回帰分析を理解できるように構成されています。標準的な統計学のテキストでは、回帰分析が最後におかれているため、最後まで行かず、挫折す人が多いと思います。
 しかし、本書では、回帰分析を理解するために最小限必要な基礎をまず最初に学び、回帰分析で学んだあと、それまでに扱わなかった重要項目について学ぶ構成になっています。

対象者

 統計学の計算方式や考え方を暗記するというよりは、理解することに重点をおいての学習が望ましいと思います。大学の講義用テキストを一読もしくは、統計学入門を一読された方にお勧めです。内容は、詳細にかつ丁寧に記述されていますが、統計学のレベルとして初級から中級程度あるため一度、統計学入門で全体像を把握してからの学習が望ましいと思います。

学習方法

 講義でおそらく、統計学Ⅰ、Ⅱとして履修することになるでしょう。ですから、テキストと同時並行に活用してもらうのが良いと思います。又、講義の前の予習や復習にも使え、練習問題も基礎・標準・発展問題と充分な内容す。なお、中間・期末前に試験範囲の部分だけ学習するのも良いでしょう。 

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