世界一幸せな国ブータン「幸せ」4つの秘訣

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幸福王国ブータンの智恵

概要

世界一幸せな国と言われるブータン。

実際に、「あなたは今幸せですか」という問いに対して、97%の人が「幸せです」
と答えた国でもあります。

この本は、そんなブータンの「幸せ」の秘訣が詰まった一冊です。

政治:大きな国はめざしません

●GNPよりGNHが大事

「国の発展や成長は、人々の幸せにつながってなければならないのです」

 ・GNH(グロス・ナショナル・ハピネス)=国民総幸福量
 ・産業の振興よりも自然環境を優先する 
 ・人々の暮らしの中にある伝統文化を守り、近代化は急がない。
 ・奪わない、嘘をつかない、自分だけの幸せより、周りのみんなの幸せを考える
 ・国が幸せであるためには、人々のそれぞれの家庭が幸せであることが基本。
  その逆ではない。国民の幸せは国がまず富むことだなんて、けっして思わない。

●ゆっくり近代化

 ・急激な近代化は、安定した生活の中で
  それほどの不満もなく生きてきた国民の暮らしを崩しかねない。
 ・経済的に潤うために、家族との時間が犠牲になり、
  自然に触れることが少なくなり、やがて健康を害する…ということもよくある。
  だから注意深く近代化を進めていかなければならない。

●国民の幸せのためのガイドラインは4つ

 ①持続可能で公平な社会経済開発
 ②ヒマラヤの自然環境の保護
 ③有形・無形文化財の保護と推進
 ④よい統治

●外国からの援助ばかりに依存しない

 ・ブータンの政府財源の50%は、
  インド、日本、オーストリア、オランダ、デンマークなどの国々と
  国連開発計画など国際機関からの支援。

 ・特徴的なのは「貧困のための援助ではなく、開発援助」
  道路や水力発電や送電線など国土の開発のための援助が目立つ。
  国のどこをどうしたいのか、プランはブータン側にあるということ。

●役人はワイロと無縁

 ・ブータンは小さな世界。悪事はすぐに筒抜けになる。
 ・人々は、仏教の教えの中で生きている。
  法律上クリアできたとしても、悪いことをしたというのは
  自分が一番知っている。だから、不正は起こらない。

経済:お金持ちにはなりません

●巨大なダムはつくらない
 ・ブータンの輸出品目でトップの位置を占めるのが電力。
 ・急峻な地形を生かした水力利用の小規模発電システム。
 ・ブータンで発電される電気の85%はインド(慢性的な電力不足)へ送られている

●「森林面積は永久に国土の六割以下にしてはならない」と憲法に定められている

●働く人の9割は農民。国の大半が自給自足に近い暮らし

●人々は民族衣装、建物も伝統建築

●観光客は無制限には呼ばない
 ・観光客は、ブータンに滞在するのに1日200ドル必要
 (食事とガイドと移動用の車とドライバーがついての値段)
 ・小国なので、バックパッカーやヒッピーが多くなると終わり。

●ほとんどの野菜は無農薬

●飢餓で飢えたことはない

社会:自然を守ることがいちばん大事です

●貧しくても学べるように、教育費はただ
 ・よりよい教育は、国を発展させる次世代への責任であり、投資。

●小さな子どもでも英語がペラペラ
・幼稚園の頃から英語に接してる。学校で教育を受けた人たちは、
 公用語であるゾンカ語と英語、さらにそれぞれの地方の独自の方言が話せる。

●他にも、いろいろ無料
 ・病院も無料。
 ・水道代も無料。でも、都市部では有料になりつつある。

●国じゅう、禁煙
 ・タバコの輸入も販売も、公共の場での喫煙も禁止。自室でならOK。
 ・外国からの持ち込みはできるが、200%の関税がかかる。
 

●土地のない人には、国王がプレゼントする

●仏教以外を信じても大丈夫

暮らし:ゆっくり幸せになります

●家を継ぐのは女性
 ・女性が土地や財産を受け継ぐ社会。
 ・男の人が女の人の家に一緒に住むことになったら、
  だいたい結婚したと認めちゃう。
 ・今は法律的には役所に届けないといけないけど、届けない場合も結構ある。
 ・家を守るのは女性で、男はその家計を継続させるための種を運んでくる
  存在にすぎないという価値観。(→でも、近代化とともに変化も)

●みんな、三世代、四世代の大家族
 ・子どもや孫たちが祖父母や両親、親戚の世話をする責任があるから。
 ・お互いの面倒を見あうので、老人介護の社会的仕組みは必要ない。
 ・孤児はいない。大家族だから。親戚が引き取る。
 ・同様に、家族、親戚で助け合ってるから、ホームレスもいない。

●意外にも、離婚の多い国
 ・離婚はあっさりとしたもの
  婚姻自体が男性が女性の家に張り込むだけだったし、
  かつては婚姻届という法的制度もなかったので。
 ・結婚式や披露宴も盛大にしないので、世間体が悪いという感覚はない。

●娯楽はブータン映画

感想

なによりも「国民の幸福を大事にする」という一貫した国の姿勢が素晴らしいな、
と感じました。
いつか行ってみたいなぁ、ブータン…。

幸福王国ブータンの智恵

幸福王国ブータンの智恵

  • アスペクトブータン取材班

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