叙述トリックを生かした学園ミステリー小説「クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子」

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クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社文庫)

登場人物

いーちゃん:主人公。戯言遣い。本名は明かされない
西条玉藻:傭兵養成学校である私立澄百合学園に通うちょっとおかしな高校1年生の女子。

ストーリー

西「ゆうーらりぃ……ゆうーらぃ――ぴたり」
い「相変わらず登場ののっけからマイペースだよね。きみの場合は。そのペースは嫌いじゃないよ。戯言だけど」

西「一応自己紹介をするとわたしは――玖渚友」
い「それは僕の幼なじみである玖渚友が、名乗るべき名前だから、ここでは止そうか」

西「あっ、違いました。明けましておめでとうございます、でしたか」
い「お正月だしね。って挨拶からを直すのかよ」

西「あたしは――西条玉藻ちゃん。白い生き物と契約を交わした魔法少女です」
い「作品が変わるから、できれば後の紹介はなかったことにしてくるかな」

西「ダメですよおお。そこは『黄色いスカーフを付けた魔法少女なのに、持っている武器が銃じゃなくて、刃物なの!』ですようう」
い「ぼくはミステリーなら叙述トリック派だから、詳しい描写は伏せておきたいんだよ」

西「自慢の武器は刃物、そしてちょっと痛いところ。これはわたしが青い服の魔法少女になるって設定としか思えないですよお。そういえばわたしの声色もなんなんとなく、あの青の服の魔法少女に似ている気がします」
い「その描写は微妙すぎてぼくでは表現できないから、できたら作家を交代してくれ」

西「アニメ化されるときは、きっとわたしの声優さんが『キタ○リ』になることを期待していますうう」
い「期待に胸を躍らせているところ悪いけど、ぼくらの日常は、アニメ化とかされないよ。あまりにおどろおどろしいシーンが多すぎて映像化に向かないよ」

西「ダメですよお。そこは『アニメ化よりも、ドラマCD化が先だよ!』ですうう」
い「なんでぼくらの日常がドラマCDが決定するような小説みたいなコンテンツとして扱われているのかな?」

西「だって『ぼくは叙述トリック派』とか偉そうに語っていたじゃないですか」
い「あれは戯言だよ。そもそも叙述トリックとか、作家の『おれってすごいだろ』みたいな自慢で好きじゃないよ、ぼくは。もしもミステリー作家としてデビューが決まったら、絶対にぼくは使わないだろうね」

西「そうなんですか……それより叙述トリックって何ですかああ?」
い「意味さえも知らないのに、的確に突いてきただとっ!」

西「主な武器が刃物ですから、突くのは得意に決まっているじゃないですかああ」
い「突いていたより、ツイていただけだろう。運が」

本書の特徴

叙述トリックを生かした学園ミステリー小説です。

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