ポートフォリオ理論は正しいか?出生率のトリック

1788viewsくまくまくまくま

このエントリーをはてなブックマークに追加
不透明な時代を見抜く「統計思考力」

本書の概要

 社会現象を見るに当たり、印象ではなく、データに基づいた分析を行うことの重要性を説いている。ほぼ数式は登場しないので、数式で理解するのに慣れた人たちには逆に読みづらいかもしれないが、数式が嫌いな人が統計の本質を理解する(興味を持つ)には役立つ気がする。
 また、オススメの本などが記載されており、どれかの項目に興味を持った場合の誘導先が明示されていて便利である。

ポートフォリオ理論は正しいか?

 自分にとって勉強になった項目は2つある。1つは現代ポートフォリオ理論は分散の存在を仮定しているが、株価はべき分布に従うので、この仮定は正しいとは言い切れないということ。分散(長期)投資なら必ず儲かると解く投資理論の存在は多いけれど、こういうことも考慮しているのでしょうか。

出生率のトリック

 もう1つは、出生率はある時点での世代別の出生率を足し合わせて算出しているので、晩婚化が進めば出生率は一時低下するが徐々に回復し、10代の出産が増えれば出生率は一時上昇するがいずれは元に戻るということ。こういうことを知っておくと、出生率が上昇しているからといって単純に安心はできないんだ、と思えてくる。

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く