iモード事件の書評・感想

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iモード事件 (角川文庫)

本書の概要

 i-modeの開発に携わった一人である著者のプロジェクト回想録。初期メンバーを「七人の侍」に見立てて、それぞれのキャラクターを巧みに描いている。

本書から感じること

 これを読むと思うが、まったく新しいことを大きな組織でやろうと思うと、意図するとせざるとに関わらず、様々な横槍が入ってくるものだと思う。それまで存在しないサービスはリスクが高く、ましてや、実績や前例などというものは存在しない。そういう仕事をやり遂げるには、独創的な発想ができる人物も必要かもしれないが、様々な横槍を防いでくれる盾のような人材がもっとも必要なのではないかと改めて感じた。そういう人の元で自由に仕事ができるというのは、とても幸せなことだと思う。

欲を言えば…

 ただ、著者自身の仕事や想いが文章から率直に感じられないことが少し残念。コンサルティング会社の人間に対する複雑な想いが散見されるが、いろいろと事情があるのか、きっぱりすっきりとは書かれていない。おそらく、散々衝突したことと思うが、そのあたりの経緯も教えて欲しかった。

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