北の後継者キムジョンウンと北朝鮮の将来

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北の後継者キムジョンウン (中公新書ラクレ)

概要

金正日に請われて、専属料理人として13年間北朝鮮で過ごした著者の語る北朝鮮の将来

キムジョンウンは社会的関心が強かった

◆十代で国のことを考えていた
 ・15歳で「外国のデパートや商店は、どこで物資や食糧があふれて並んでいるには驚いたよ。わが国の商店はどうなっているんだ」
 ・スイスをはじめとするヨーロッパも家族旅行や留学の際に訪れており、海外の豊かさには関心を持っていた
 ・兄のジョンチョルとはそういう話をしたことがないので、ジョンウンの方が社会的な関心が強い
 ・17歳では中国の商業、農業などの成功について関心があり、北朝鮮の現状を変えるためには中国のやり方を手本にしようと考えていた

北朝鮮はどこへ向かうのか

◆金正日総書記はかなり前から悪化していた
 ・かなり痩せており、10年前以上から、病気のデパートのような体だった

◆もしも後継体制が確立していなかったら
 ・将軍が健全なうちは絶対だった朝鮮労働党の統制が崩れ、場合によっては軍人が政権をとろうと動くかもしれない
 ・大将クラスは恩恵を受けていたが、一般的な軍人は現体制に不満を持っている人々も少なくない
 ・クーデターも見越した上で、2010年9月28日の朝鮮労働党代表会で、ジョンウンが後継者として登場したのでは

◆安定した後継には
 ・張成沢(実質ナンバー2)から、数年間は政治のノウハウを学びつつ、党や軍をしっかり掌握していくことが必要

◆ジョンウン体制後は
 ・世襲制であり急激な転換はないので、2、3年のうちはいまのままで変わらないだろう
 ・5,6年もすればジョンウンの主張も通るようになり、幹部たちも若返りを図り徐々に変わってくるのでは

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