無料(フリー)ビジネスのからくり

2576viewsbooks_jp_botbooks_jp_bot

このエントリーをはてなブックマークに追加
[図解]フリーのからくり (Kobunsha Paperbacks Business)

概要

「価格という既存のベールを剥ぎ取ってくれた「無料」ビジネスのカラクリを知り、無料と有料のボーダーを意識することを通じて、今の日本におけるモノやサービスの本当の価値が垣間見えるだろう」

時代のキーワードを分析することをモットーに企画制作を行うプロジェクトチームである著者は上記のように語ります。

本書では、日本で実際に行われている「無料」ビジネスにスポットライトを当て、そのカラクリを教えてくれます。

以下、印象に残った箇所を抜粋します。

無料にできる秘密

◆話題性
 ・メディアがマスメディアが大きく取り上げてくれる宣伝効果がある

◆顧客を増やせる
 ・普段は興味がなく、これまで来店しなかったお客さんを来店させることができる

◆トータルで儲けが出せる
 ・返報性の原理:うれしいことをされると、返したくなる
 ・無料じゃわるいから、別の商品を購入してしまう

無料ビジネスの事例

◆学生限定で30分皿洗いで定食を無料
 ・実は損をしない:時給800円だとして、400円分浮く。定食の原価が800円で原価率30%なら、240円。400-240=160円の儲け
 ・恩義を感じてリピーターになってくれる

◆焼酎無料居酒屋
 ・1人2品のノルマはあるが、決して一品は高くない
 ・焼酎一杯原価で50円なら、5杯飲まれても250円で宣伝ができる

◆オリジナルケーキ無料
 ・子供の夢をテーマにした絵や文章を元にホールケーキにしてくれる
 ・通常4000円から5000円が無料で
 ・ただし、『当日お店に取りに来れる方』限定としているので全国から注文が殺到することはない

◆無料コピー
 ・学生限定でコピーの裏に企業の広告を入れコピー代を無料
 ・企業側も学生限定とターゲットがしぼられているので広告を打やすい

◆無料バス
 ・都内3ルート(東京ベイシャトル、丸の内シャトル、メトロリンク日本橋)で運行されている
 ・民間企業運営で、費用はルート沿いの企業・施設・団体からの協賛費

◆無料自転車レンタル
 ・放置自転車を引き取り、修理・再生してレンタルサイクルに
 ・生協などの協賛で学生に、観光地でも環境を考えて、観光客の足にして欲しいと貸し出している

◆無料レンタル傘
 ・廃棄傘を回収・再生し、レンタル
 ・地域の協力店のどこに反してもOK、地域通貨までもらえることで返却率が高い

謎だった無料のカラクリ

◆スカイプの仕組み
 ・IP電話:インターネットプロバイダのネットワークを借りていて設備が必要
 ・スカイプ:インターネットにつながるコンピューター間をバケツリレ(P2P)ーしている。設備不要。
 ・スカイプはP2P技術を用いて設備がいらないから、無料にできる

◆無料アダルトサイトがなぜたどりつけないのか
 ・アダルトサイトの多くがアフィリエイト(提携)している
 ・お互いをリンクでつなぎ、お互いがクリック報酬(メーカーや有料サイトからの)を得るようなしくみを形成している
 ・使う側はたらいまわしにされ、いつまで経っても見たい動画までたどり着けない

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く