PHP研究所による「日本企業にいま大切なこと」の出版社まとめ

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日本企業にいま大切なこと (PHP新書)

中の人からひと言

「アメリカ型」はもはや古い!不朽の名著『失敗の本質』で有名な世界的経営学者と、『見える化』を著したローランド・ベルガー日本法人会長が日本逆転のシナリオを論じた往復対論。

情緒的、非効率、ガラパゴス……「だから世界では戦えない」と指弾された日本企業は、CSRにコンプライアンスと論理的・科学的経営を妄信してきました。ところがアップルやグーグルをはじめ世界に冠たるグローバル企業は、もはや「アメリカ型」に懐疑的。むしろ

「共同体の善」「現場の暗黙知」といった日本の「当たり前」が注目されているというのです。

日本人自身が忘れた「日本の強み」を自覚せよ。「知識創造理論」を広めた世界的経営学者と「見える化」を唱えた現場主義の経営戦略家が、海外に売り込める日本の価値観を語り合います。

序章:日本の経営者は「実践知のリーダー」である――野中郁次郎

 ●リアリズムなき日本政治は「失敗」の本質をくりかえした
 ●イデオロギーがもたらす単眼思考
 ●「実践知」を活かした戦時のリーダー
 ●哲学が見えない原発停止要請
 ●超法規的な「特区」が東北をよみがえらせる
 ●「ワイズ・キャピタリズム」の重要性を発信せよ

第1章:リーマン・ショックと大震災で何が変わったか

 ●日本企業にはコモングッドの精神がもともと宿っている――野中郁次郎
  経営はたんなる「サイエンス」ではない
  「共同体の善」を重んじた日本黎明期の創業者たち
 ●いまこそ「エコノミック・アニマル」に立ち戻れ――遠藤 功
  追い込まれたことがプラスになる
  「超短期」と「長期」の2つのビジョン

第2章:横文字思考の“毒”

 ●コンプライアンスや数字から知恵や勇気は生まれない――野中郁次郎
  スティーブ・ジョブズの成功も「連続の非連続」
  「過去」のデータを分析しても「未来」は切り開かれない
 ●情緒的な国でどこが悪い――遠藤 功
  メールやセクハラ・パワハラがよい関係性を破壊した
  経験もないのに仮説なんか考えても意味がない

第3章:傷ついた日本の「暗黙知」と「現場力」

 ●イノベーションは平凡な日常からしか生まれない――野中郁次郎
  発想の基本は現場・現物・現実からの帰納法
  「創造とは一回性のなかに普遍を見ることだ」
 ●愚直なまでに「質」を追求する現場を取り戻せ――遠藤 功
  「体格」よりも「体質」で勝負する姿勢
  危機に際して明らかになった現場の潜在能力

第4章:ムダが多いはずの「総合力」が生きる時代

 ●「ぶら下がり社員」を海外に送り込め――野中郁次郎
  「グローバリゼーション」は「ローカリゼーション」
  日本には深くて広い知が眠っている
 ●「ガラパゴス」こそ日本の「際立ち」の象徴――遠藤 功
  「縦の深さこそ日本の力だ」と発想を逆転させればよい
  「総花」とは異なる「戦略的な総合性」

第5章:世界に注目される共同体経営

 ●日本企業の価値観にいまになって欧米が近づいてきた――野中郁次郎
  「プラクティカル・ウィズダム」は日本ではありふれた発想
  国を背負っているという気概が世界ではリスペクトされる
 ●モノや技術だけではなく「価値観」を売れ――遠藤 功
  日本の「当たり前」が海外では評価される
  中国人でさえ「株主価値至上主義」に違和感を覚えている

第6章:優秀な個を結集する「チーム力」

 ●モノづくりに“身体性”を取り戻せ――野中郁次郎
  知が継承される「アジャイルスクラム」
  知的創造には他社と共鳴し合う「場」が必要
 ●「日本的なもの」を素直に誇れる20代を活用せよ――遠藤 功
  「個性」と「連帯」を両立させた日本サッカー
  日本しか知らない人間には「日本のよさ」もわからない

第7章:意思決定のスピードをいかに上げるか

 ●社員をその気にさせる「大ボラ」を吹け――野中郁次郎
  経営トップに必要なプロデューサー的資質
  「マネジメントは教養である」
 ●「職場」という単位に回帰せよ――遠藤 功
  コンセンサス重視の弊害
  小さなヒントを大きなコンセプトに昇華させるセンスや能力

第8章:優秀なミドルをどう育てるか

 ●リーダーは自分の夢や失敗談を語れ――野中郁次郎
  適切な評価と内省を循環させる徒弟制度
  大いに飲み、議論し、ケンカをする
 ●現場が元気な会社は「ノリ」がいい――遠藤 功
  成功している課長は「はみ出す」ことを恐れない
  「遊び心」を仕事にもちこむ余裕がなくなった20年

第9章:賢慮型リーダーの条件

 ●「ディシジョン」ではなく「ジャッジメント」――野中郁次郎
  ルールなんて破るためにある
  重要な判断に多くは要らない
 ●危機に直面したときの行動で企業の品格は決まる――遠藤 功
  「OJT」を見なおそうとする動き
  政治が期待できないなら企業がやるしかない

終章:リーダーはつねに現場とともにあれ――遠藤 功

 ●「中央」と「現場」の鮮烈なコントラスト
 ●「平時の現場力」の重要性
 ●「中央」のエゴを押しつけるな
 ●いまこそ企業は「社会的責任」を果たすべき
 ●日本にカリスマ的リーダーは要らない

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