宮﨑駿と岩波書店の関係「本へのとびら――岩波少年文庫を語る」

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本へのとびら――岩波少年文庫を語る (岩波新書)

本へのとびら

――岩波少年文庫を語る (岩波新書) [新書] 宮崎 駿 (著)

『星の王子さま』
『バラとゆびわ』
『クマのプーさん』
・・・

引用

今は子どもに「本を読まないとちゃんとした大人になれない」なんて言うけれど、いったいいつからそんなふうになったんだろう、と思います。べつに本を読んだからって賢くなるわけじゃない。
僕が学生のころ、戦前世代の先輩たちに聞くと、「親に隠れて読んだ」とか、「読む本がないから隣のおじさんから立川文庫を借りてきて片っ端から読んだ」とかいう話ばっかりでした。「本なんか読むとろくな人間にならない」と言われて育ったとも言っていました。

『まぼろしの白馬』

ここに出てくるヒロインは、自分の力で世界のバランスをととのえようとする。そうすることで世界がまるく、調和していく。

『いやいやえん』

最初のエピソードの「くじらとり」では、保育園の教室が海になっちゃって、その後どうなったかって書いてないんだものね。海になりっぱなしです。読者の子どもたちは、海のままで今でもそうなのかとドキドキしちゃうわけです。

引用

子どもというのは、そうではない。子どもは賢くもなるけど、何度もばかをやる。繰り返しばかをやる権利を子どもたちは持っている。

僕らの課題は、自分たちのなかに芽ばえる安っぽいニヒリズムの克服です。
ニヒリズムにもいろいろあって、深いそれは生命への根源への問いに発していると思いますが、安っぽいそれは怠惰の言いのがれだったりします。

そういう国ですからね。まだ現実を見ようとしていない、それが現実だと思います。

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