日本は検察にとって楽園!アメリカ人のみた日本の検察制度の書評・感想

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アメリカ人のみた日本の検察制度―日米の比較考察

はじめに

アメリカと日本の検察の仕事内容や環境、制度等の対比が書かれている。

日本は検察にとって楽園

・犯罪率が少ない
アメリカに比べると殺人事件から麻薬事件までほとんどの犯罪が格段にすくない。お隣りの韓国に比べても同様。この理由は日本の社会が「ムラ社会」であり相互の監視があるためだと思われる。

・穏やかな政治
アメリカの検察に対する政治が懲罰的なのに対して日本は世論の影響もなく市民の懲罰的な姿勢からは遮断されている。このため、自立性を持って行動することができる。

・起訴独占主義
日本では検察が起訴しない限り犯罪の存在が認められることはない。

感想

その他にもアメリカに比べると日本の検察は時間的に余裕があり慎重に起訴できたりするということが挙げられていた。そして、最も印象的だったのが、日本の検察は犯罪者に対して”矯正”させようとする意思が強いことである。日本で犯罪を犯したオーストラリアの男性が、帰国した後に日本の検察官宛に感謝の手紙を送ったエピソードまで紹介されている。

これだけ読むと、日本の検察は他国に比べれ全体的に良いという印象を持たれがちだが、ライブドア事件に代表されるように検察の権限が大きすぎるのも問題である。権力を分立させることによって抑止力を働かせるような仕組みを構築しない限りは”検察の気分”によって犯罪者になる人がこれからも出てきてしまうだろう。

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