お店で働く際の注意事項
客が好き、と言ったものを否定しない。たとえば、お客が感動した映画の話をしたとします。それが、つまらないと感じた映画でも、「私はあれダメ。面白くなかったよ」と言ってはいけません。そんなときは、「私も見たんだけど、どんなところに感動したの?」と聞いて、内容や感想を心おきなく話してもらってから、「ああ、そういう意味だったんだ」とか「なんかもう一回観たくなってきたわ」と言う。
彼氏はいないことにします。
野球、政治、経済、宗教の話
水商売の種類
水商売には、大きく分けるとスナック形式とクラブ形式があります。一般的にはスナック形式のほうが安いといえますが、価格で分かれるのではなく、接客がおこなわれる場所と、指名の有無で分かれます。
スナック形式のお店
お客がカウンター席に座ります。カウンターのことをバーともいうので、この手のお店は、法律上「バー」と呼ばれます
ホステスの指名はありません
ボックスでもお客の対面に座るのが基本
クラブ形式のお店
キャバレーは、セット料金が高いスナックくらいで、ボトルを入れなくてもよい「飲み放題」のお店もあり、ホステスに触っても叱られないようなお店です。クラブは、ドラマにでてくる、着物を着たママがいるようなお店です。両方の中聞がキャバクラです。クラブほど高くなく、キャバレーほど下品ではないお店です
接客は主にボックスでおこなわれ、横に付くのが基本です。
クラブ形式には指名制度があります。
キャバクラとクラブの最も大きな違いは、キャバクラは明朗会計だということ
【求められるスキルはお店の形式によって違う】
クラブ形式では狭く深く、スナック形式では広く浅く支持される仕事が要求される
ホステスに教えること
お酒の場で、OLは自分(女性)の視点で見て、同僚(友性)からの評価を考えますが、ホステスはお客(男性)の視点で見て、お容からの評価を考えて行動します。ホステスはお客(男性)を楽しませ、お容に評価されるのが仕事だからです。新人のアルバイトが入った‘り、この違いをしっかり教えておきましょう。
水割りがグラスの3~4分目になったら作り足して、おしぼりでグラスの水滴を拭くこと、タバコをくわえたら火をつけること、吸殻が2本になったら灰皿を換えること。
なぜ水商売に男は行ってしまうのか?
お店の一扉を聞けたどきから、男の夢は始まる
水商売とパチンコは夢と現実の往復です。水商売通いとギャンブル狂は同じ。
男たち、が水商売に求めるもの「居場所探しと存在確認」が究極の目的です
売れっ娘ホステスになるために必要な3つの条件
1. 存在感があり、輝いていること
2. 会話上手であること
3. 売れるための心がまえが理解できていること
(ルックスは60点以上で十分)
会話上手の3要素
1. 話の内容を良くする
2. 表現技術を身につけて、伝えやすくする
3. ホスピタリティーな気持ち(お客を喜ばせようという気持ち) を持つ
自分に身につけたい心構え
お客と食事に行って、飲み物を注文するとき、「私もビールでいいです」ではなく、「私もビールをいただけますか?」のように、ソフトに聞こえる語調を身につけましょう。
仕事が面白くないとき、人は、最低限のノルマだけをこなします。50代になって水商売をしている人は、いつも最高の自分をだして、日々寿命をつなぎます。彼女たちは、しがみつく気持ち、これしかないという気持ちで、仕事をします。だから、たえずお店が入れ替わるこの業界で、つぶれずにやっていけます
akb商法
お店が認められると、商品だけでなく、お店の名前から連想されるイメージが財産になります(この財産を、ブランドエクイティといいます)。これは水商売も同じです。では、どうすれば良いイメージを持たれるかというと、「CCガールズ」のようにホステスをそろえればいいのです。つまり、70点以上の娘をそろえて、100点満点の娘に頼らなければいいのです。
水商売のポイント
お客は銀座だから大金を使うのであって、自宅の近所でそんなことはしないからです。どんな大金持ちでも、お金は使い分けます。
ホステスの仕事は、ライバルに勝つことではなく、お客に喜びを与えることです。そして給料はお客からむしりとるものではなく、お客の喜びの代価としてもらうもの
水商売ビジネス構造について調べるために読んだ本。また、男性がはまる心理やテクニックを知るために読了。水商売の歴史や店の種類の定義など雑学が面白い。
後半は、女性スタッフの心構えと会話テクニックに重点がおかれている。でも、水商売のお店って何気ない会話力が大きな差につながってるよなぁと実感してしまった。