フリーとは!?ロングテールの次に来るものとは!?

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フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

about

今年、日本でも復刊した「WIRED」の編集長クリス・アンダーソン(TEDの主催者と同名)が書いたベストセラー書。
「ロングテールー売れない商品を宝の山に換える新戦略」の著者でもある。

個人的にはこの本はビジネスして行く上で絶対に読まなくてはならない本。
書名「Free」の如く、一時期無料でPDF配布していた。現在、中古では安くなっているので是非購入を!

以下は面白かった章の抜粋

「FREE」入門

■世の中には多くの無料(フリー)があるが、無料を補うものがある
・直接的内部相互補助
ex)DVDを1枚買えば、2枚目はタダに設定する。そうすることで、消費者を店に誘い、別の商品を買わせることによって儲ける。ウォルマートなどがしている。

・3者間市場
ex)テレビなどが典型的な例で、第3者が広告料などを支払うことにより、消費者がタダでコンテンツを享受できること。

・フリーミアム
ex)ニコニコ動画のプレミアム会員(有料会員)と一般会員(無料会員)が典型的な例。一部の有料会員が無料会員を支えるという仕組みになっている。何故一部の有料会員だけで支えられるかというと、デジタル製品においては無料会員のコストというものが限りなくゼロに近いからである。

・贈与経済
ex)Wikipediaが典型的な例。金銭的な対価を期待せずに、人々が一方的に尽くすという仕組み。コンテンツや利益を提供した者が得るのは喜び、善行、満足感といったもの。

「FREE」の心理学

■1円と0円とでは大きな差がある

・0円と1円の間には心理的取引コストがある。
ex)R25などタダの製品は何も考えずに貰ってしまう。その商品に価値があるのかどうか考えるコストがないということ。

・人は「無料=質の低下」と考える時と考えない時がある。それは有料から無料にしたのか、最初から無料なのかによって決まる。
ex)無料のものを貰って後悔することがほとんどないように、タダでもらったものの期待値は低い。

・人々は固定料金を支払えば後は無料になるものを好む

情報はフリーになりたがる

■情報には希少な情報と潤沢な情報がある
・カスタマイズされた(特定の人だけに与えられる)情報は高価になりたがる。なぜならば、貴重だから。

・コモデティ化した(誰もが同じものを得られる)情報はフリーになりたがる。なぜならば、情報を引き出すコストが下がり続けているから。

非収益化~グーグルと21世紀型経済モデルの誕生~

■インターネットは世界中の誰もが自由に無料でアクセスできる市場
・限界費用が低いwebプロダクトを無料で提供し、最大の市場(=インターネット)にリーチして大量の顧客を捕まえるのが最良の方法 by Google

・規模の経済で稼ぐ

・「ネットワーク効果」(シェア1位の間に大きな差が存在すること)によって富める者は更に富む可能性

おわりに

読みやすい上、とても面白いし、引き込まれた。
世の中(特にweb)で起きていることを体系的に理解でき、現在、webで起きていることをキャッチアップするには必要なエッセンスが詰まっている。
これからの時代は、本書に書いてあることが前提となって話しが進むと思う(というか進んでいる)
超良書。

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