そう遠くない将来の日本が視える。

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日本再興戦略 (NewsPicks Book)

近代の日本は、どこか自信なさげで「欧米」を勝手に強大化している。そんな日本が誇らしげに輝ける日を迎えるにはどうすべきか?
 本書は、この問いに対する著者の見解と具体的な提案が記されている。そもそも「欧米」とは何か、日本とは何かを問うて、今後、テクノロジーが日本に何をもたらすのか、どう世の中を変化させていくのかを考察していく。現在の日本の社会問題、教育や政治など、テクノロジーと共存してどのように変えていくべきかが具体的に記されている。

第1章 欧米とは何か
(私個人の主観的キーワード、以下同様)
・「欧米」とは共同幻想?
・「欧米」の概念をよく理解しないまま、取り入れてしまった日本
・公平と平等とは?
・僕個人にとって→僕らにとって
・好きなことをして生きる(働く)の本質
・日本は今、幸せ依存症

第2章 日本とは何か
・歴史を学ぶ意義、歴史は現代の土台
・出雲政府vs大和朝廷、現代の統治構造の形成
・日本にはカーストが向いている?
・令和、それ以後を生き抜く、百姓的生き方!
・マスメディアによる洗脳
・なぜ成り立っているかを問わない現代人
・トレンディドラマに侵された日本人
・文化形成、そのための価値判断

第3章 テクノロジーは世界をどう変えるか
・自動翻訳、自動運転
・生活様式、ライフサイクルに溶け込めるか
・5Gの衝撃
・新しいものを受け入れることができるか。自分のマインドセットを疑えるか。

第4章 日本再興のグランドデザイン
・人口減少、少子高齢化は日本にとってチャンス
・日本とブロックチェーンの親和性
・テクノロジーを利用し、中央集権国家から地方自治へ

第5章 政治(国防、外交、民主主義、リーダー)
・機械化自衛軍
・地方自治と国防
・最近の民主主義→最大公約数的
・民主主義のアップデート
・リーダー2.0
・弱さ、共感性、後継者ではなく後発を育てよ

第6章 教育
・まずは、一個の専門性を極め、名を上げよ。そうすることで、付き合う人が変わってくる。そこから、横に広げていくべき。
・幼稚園には行かなくていい?
集団→個人、少数教育へ
・受験に備えるだけの高校教育
・センター試験不要論
・大学生には研究させよ
・アートを学べ
・英語の前に、正しい日本語力を身につけよ

第7章 会社・仕事・コミュニティ
・残業禁止の本質 時間ではなくストレス
・恐竜型企業、哺乳類型企業
・「ホワイトカラーおじさん」は貴重な人材
・海外の男女平等を真似るな 
・差を認めたうえでフェアに
・年功序列とはさようなら
・日本の土台にある文化や社会制度を理解せよ。日本的イノベーションはそこから始まる
・逐次的に打席に立て、リスクを負え
・「リスクを取る」、機械にはできない。人間だからこそできる行為
・モチベーション格差

感想

「手を動かせ。モノを作れ。批評家になるな。ポジションを取った後に批判しろ」。
本書を読み終えれば、筆者のこの言葉がドンと胸に響いてくる。
初めの一歩を踏み出せない人が多いのは、先が見えないからではないだろうか。かくいう、私自身もそうであった。本書を読むまでは。
本書は、近い将来の日本、目指すべき方向が見えてくる。動かなければと思わされる。
是非、本書を手に取って欲しい。

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