子どもにも大人にもちょうどいい。いい感じの怖さが味わえる絵本の名作。

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ねないこだれだ (いやだいやだの絵本 4)

時計が鳴り出す音。とても不穏なムードから始まる本作は、
子ども向けの絵本でありながら、おばけの本質的な恐怖をとらえている。

こんな時間に起きているのはだれだ?

フクロウからどら猫、泥棒など、
得体の知れないものへの想像力が、恐怖をどんどん掻き立てる。

おばけの世界へ連れていく。

なんの救いもないままに、子どもはおばけとなって、スパッと終わる。

子どものころに、どうしてあんなにもおばけが怖かったのか、
その原点のようなものが描き出されているような気がしてなりません。

感想

どこか不穏な空気は大人にとってもゾワッと来るものがあります。かといって、子どもがトラウマになるほどの強い恐怖を与えるわけでもありません。子どもからすると、「なんとなく怖い」といった程度。

子どもの情操教育においては、笑いや喜び、楽しいといった感情はもちろん大事なのですが、その反対である恐怖心も大切な要素。子どもの感情を豊かに育てるために適度な恐怖を与えられる数少ない絵本ではないかと感じます。

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