子供向けの本でもあなどれない

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怪談レストラン(34)人形レストラン

アラサーには懐かしい怪談レストランシリーズ。

この本は基本的に短編だけど
最初と最後の話は続きになっている。
短編のほうは相変わらずのTHE・怪談といった趣で

怪談レストランならではの
現代風から昔の民俗的な史実にのっとった恐怖のある話など粒揃い。

しかし、私が心に残ったのは
今作の冒頭に登場する髪が伸びる人形。
その人形の過去が戦時中の広島と深い関わりがある。

原爆を投下されたあとの人形の持ち主の女の子の話が
ほんとに、子供向けの本なのかと思うほど悲しいものだった。

人形は女の子を想い続ける。
そして、様々な人の手に渡る。
人形はやっと理解してくれる持ち主に出会うが…

女の子を想う人形の気持ちが亡くなった女の子に
届いてたらいいのにと切実に願ってしまう。

そして、怪談レストランシリーズの最後の
広島の子供たちの詩。すごく心に残った。

もう、2度と戦争など起こしてはいけない
戦時中の悲惨さ、残酷さを思いしる。

感想

まさか、子供向けの本で…こんなにも
戦争について考えさせられるなんて…いや
子供向けの本で分かりやすく率直に文章を綴っているからこそ
心に突き刺さるのかもしれない。

子供の頃に1度読んだことがあるけど
大人になった今、読んだら
全然、違った思いがたくさんわき上がってきた。

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