過去のことを懐かしいと感じてしまう…まるで自分のことのようで不思議な感覚に陥る

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そう書いてあった

過去を思い出すことで、新たに学ぶこと

本の概要としては、2〜3ページ間隔で、ある物事についての事柄が書いてあります。
なので、どこで読み終えても良いし、どこから読みはじめても良い。
堅く考えず、ゆったりとしたペースで書かれている文章が、すーっと心に染み渡る。
そんな本です。

本文より抜粋

[大人になってから始めたピアノ教室が、先生の都合で辞めることになったとき涙を見せまいと、最後は心ばかりのプレゼントを渡して(中略)「泣いたらよかったんだよ。先生、嬉しかったと思うよ」]]

[お母さん、わたし、子供もおらんし、わたしがおばあさんになったとき、心配?」(中略)「お母さん、わたし、自分が思うように生きてて幸せやし、もし一人ぼっちで死ぬようなことがあっても大丈夫やで」母は、「そうか、そうやな」と言い、ふたりでデザートのバニラアイスを食べ終えた。]]

[高齢の親を見てどこかそう思っているのである。なにも変わらないサザエさん一家がうらやましくなる]]

[実家に帰ったときなどに、ふいに母から「お母さんとお父さんが死んだら、お墓はもうあるから(中略)「ふたりとも、まだまだ元気なんやし、今聞いても忘れるわ」はぐらかして逃げてしまう。]]

[一年がびっくりするくらいはやい。大人たちが、そんなことばかり言っているのが、子供のわたしには不思議でならなかった。(中略)「はやい、はやい」と口に出すことによって、さみしさを静かに分かち合っているのである。]]

安定の益田ミリさんの、心に染み渡る内容です。

仕事や家庭で疲れている方へ送りたい

そんな本です。

感想

子供のころの不思議さが、大人になってわかることがあります。
たぶん、そういうことをわざわざ気にしないで生きているから、ふと問いかけられた時に、はっとするのでしょう。

益田ミリさんの、優しい文体が、固まりきった自分に刺さって、優しく溶けていく感覚がしました。

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