今こそ、哲学を学ぼう。人類の知的遺産であるデカルトの名著です。

1395views未来のための哲学講座 命題集未来のための哲学講座 命題集

このエントリーをはてなブックマークに追加
方法序説 (1967年) (岩波文庫)

いかなる事においても発見せらるべき真理はただ一つしかないのであって、その真理を発見しうる人はいかなる人にもせよ、そのものについては人の知りうるかぎりを知るのである。(ルネ・デカルト(1596-1650))

哲学とは、真偽を識別し、この人生を導いてくれるようなものだ。自分の人生に大きな影響をもつ、この世間という大きな書物のうちで経験する様々な事物や事件のなかでこそ、私は、多くの真理に出会うことができよう。(ルネ・デカルト(1596-1650))

[「この故に、先生たちの監督を離れてもいい年齢に達するやいなや、私は書物による学問を全くやめてしまった。そうして私自身のうちにか、あるいは世間という大きな書物のうちに見いだされうるであろう学問のほかは、どのような学問にしろもはや求めまいと決心し、旅行するために、宮廷と軍隊とを見るために、さまざまの気質や境遇を有する人々を尋ねるために、さまざまの経験を重ねるために、運命のさし出す偶然の事件でおのれを鍛錬するために、また到るところで眼の前に現れてくる物事については、そのものから何か利益を引き出せるような反省を加えるためにも、私は残りの青年時代を用いたのであった。いったい空理を真実らしいものに見せようと労すれば労するほど、いよいよますます多くの才智や作為を用いねばならなくなり、常識を遠ざかれば遠ざかるだけそれだけまた多くの空なるものをそこに見いだすであろうし、それ以外には何ひとつ実現するところなく、おのれに何の影響も与えぬ空理のために、学者たちが書斎であやつる推論においてよりは、一つ判断をあやまればすぐにも処罰されねばならぬ結果をきたすような、おのれにとって重大な事のために各人がこころみる推論においてこそ、はるかに多くの真理に出会うことができようと思われたからである。自分の行く道があきらかに見えるように、この人生において安全に歩けるように、真偽を識別することを学ぼうという、ぎりぎりの欲望を私はつねに持ちつづけた。」(ルネ・デカルト(1596-1650)『方法序説』第一部、pp.19-20、[落合太郎・1967])]]

デカルトの第一格率:理性による判断が決意を鈍らせ不決断に陥らせるような場合には、私を育ててきた宗教、聡明な人たちの穏健な意見、国の法律、慣習に服従することで、日々の生活をできるだけ幸福に維持すること。(ルネ・デカルト(1596-1650))

デカルトの第二格率:日常の生活行動において最も真実な意見が分からないときには、蓋然性の最も高い意見に従うこと。そして、薄弱な理由のゆえに自らのこの決定を変えてはならない。志を貫き行動することによって、真偽の見極めと軌道修正も可能となる。(ルネ・デカルト(1596-1650))

デカルトの第三格率:運命に、よりはむしろ自分にうち勝とう、世界の秩序を、よりはむしろ自分の欲望を変えよう、と努めること。(ルネ・デカルト(1596-1650))

人間に知られ得るものは、論拠から論拠への長い論理の鎖で、連続し合っているのであろう。そして、そこに至るための四つの教則は、(1)明証的に真、および明晰かつ判明な現前、(2)分析と分割、(3)総合と演繹、(4)枚挙による再検査である。(ルネ・デカルト(1596-1650))

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く