鯨の村滞在記!私の名はナルヴァルックの書評・感想

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私の名はナルヴァルック

感想

非常にみずみずしい作品.

キンと冷えた,

ある冬の晴れた朝のような読了感があります.

そして極地で繰り広げられる平凡な生活と,

その土台に横たわる悲しい過去の歴史の

両方を感じられる良い作品です.

ただの滞在記ではなく,

これまでの歴史や科学的な見地が

うまく織りまぜてられているため,

遠い彼方のアラスカへの憧れと,

地球における人間の所業への考察,

この2つを同時にくすぐる作品になっています.

アラスカへの放射能物質放置実験の話や

捕鯨問題の話など,

これまで知らなかったことも多く,

非常にためになりました.

自分も,死ぬまでに

一週間でもよいので,

このような場所で生活してみたいと思いました.

ただ,一週間だけでいいです(笑)

メモ

エスキモーは生肉を食うものという意味。

野菜を食べることができなかったため、

生肉を食べて、ビタミンを補給していた。

エスキモーの若者の中では、酒とドラックの蔓延が問題になっている。

地球温暖化はメリットが大きいと考える人もいる。

氷河が解ければ、その部分が動植物が生活できる部分になる。

海面の上昇も海の面積を広げて、

酸素や二酸化炭素の包容力を増大させ、

二酸化炭素問題を一気に解決する可能性がある。

実は,温暖化よりも寒冷化の方が怖い。

動植物が絶滅し、人類は化石燃料を燃やし尽くすだろう。

寒冷化は核兵器の使用で簡単に生じる

チャリオット計画:核兵器でアラスカに人口港を作る計画

エスキモーの町では、バギーがホンダと呼ばれている。

内容要約

エスキモーの名をもらった日本女性の滞在記

鯨捕りの頭領一家に住まわせてもらい、

極地の民とともに過ごした漁の季節。

村を支える女たちに料理のしかた、

服のぬい方、カヤックの作り方、鯨の解体まで習い、

人々の優しさと力強さにふれた旅。

『ウーマンアローン』から6年、熱き旅行作家、待望の第2作!

エスキモーの名前をもらった日本人女性、

エコロジカルでみずみずしい鯨の村滞在記。

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