名作!蠅の王の書評・感想

3480viewsAtsushi SakaiAtsushi Sakai

このエントリーをはてなブックマークに追加
蠅の王 (集英社文庫)

感想

名作です.

しかし,名作である以上に救いようがなく,

後味の悪い作品です.

結局,理性というものは,

圧倒的な現実によって,

脆くも崩れ去ってしまうものなのでしょう.

それは私達が,人間という,

そうゆう生き物だからなのです.

それを鑑みると,

非常に理性的で,

秩序だった現在の社会が,

とても不思議なものに見えてきます.

なぜ,こんなに秩序だっているのか?

おそらく,

数えきれないほどの間違いと,

まさに無数の死によって,

作り出されたのでしょう.

そんな世界に自分たちは今,生きていることを

痛感させられました.

背表紙の内容要約

少年たちは“獣"になって殺し合う...

原爆戦争勃発し,

イギリスから疎開する少年たちを乗せた航空機が、

南太平洋の孤島に不時着した。

戦争をよそに豊富な食糧に恵まれた無人島は

大人のいない楽園にみえたのだが…。

内部抗争から凄惨な闘争へ、

漂流する少年たちは心の底にひそむ野性にめざめ、

無益な殺戮をくり返す。

極限状況のもとで獲得した新しい秩序とその崩壊をとおして、

人間と社会のあり方を諷刺的に描く衝撃の名作。

蠅の王 (集英社文庫)

蠅の王 (集英社文庫)

  • ウィリアム・ゴールディング

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く