コモディティにはなるな!スペシャリティになれ!

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僕は君たちに武器を配りたい

はじめに

 本書は、これから社会に旅立つ、あるいは旅立ったばかりの若者が、非情で残酷な
日本社会を生き抜くための、「ゲリラ戦」のすすめである。
 著者は、京都大学で教鞭を振るう現役の教授であり、エンジェル投資家でもある。
 東日本大震災、円高、グローバル化など昨今の日本を取り巻く環境は厳しい。
 しかし、資本主義の新しい流れや本質、その世界をサバイバルすための投資家的に
生きる知恵を身に付け、行動を変えれば希望を見出せる。
 大事なのは、自分の時間と労力、才能を何につぎ込めば、そのリターンとして
回収できるのかを投資家的な目線で真剣に考えることである。

コモディティにはなるな!スペシャリティになれ!

・コモディティにはなるな
 英語、IT、会計の知識を身に付ければキャリアアップにつながり、年収が何倍にもなる
、幸せになれるという努力神話はすでに崩れ去っている。今は医者でさえ、生きていけない
時代なのである。
 皆がこのような資格に飛びつく背景には不安解消マーケティングのわながあり、実際
それらを身に付けても皆が身に付けているから、差別化にはならず、個性がないのである。
 個性を失い、誰にとっても大差がない状態をコモディティというが、これは資本主義の中では徹底的に買い叩かれる。

・スペシャリティのススメ
 だから、他の人にはない強烈な経験を持っていたり、独自のスキル、考え方などをもった替えのきかないスペシャリティ人材を目指すべきである。
 本書では、スペシャリティ人材を漁師の事例を使って6つのタイプに分けている。

 海で魚をとる漁師にも儲かる漁師と儲からない漁師がいる。儲からない漁師は自分では何も考えず、ただ人に使われているだけの漁師である。彼は単なる労働力としてしか見なされず、いなくなっても代わりを雇えば誰も困らない。コモディティの漁師だ。
儲かる漁師は、スペシャリティを持った次の6種類の漁師だ。

 1.とれた魚を体力と根性で山の上に運んで売る[トレーダー]
 2.1人で人の倍以上の魚をとる[エキスパート]
 3.料理方法を工夫してストーリーと付加価値を考えて高く売れる魚を作り出す
 [マーケッター]
 4.より楽により多くの魚をとる新たな仕組みを作り出す[イノベーター]
 5.多くの漁師を配下に持つ漁師のリーダー[リーダー]
 6.漁師と魚について深く知り、漁に出ずに責任を負い、判断する投資家
 [インベスター]

 この中でトレーダー、エキスパートの2つは今後はコモでティ化される。そのため、残り4つのタイプを目指さなければならない。ただし、どれか一つというわけではなく、4つの顔をバラバラに使い分ける必要がある。

感想

 おそらくターゲットは、10代後半から20代全般だと思われる。知っている人は
知っている内容であろうと思う。そのため、知らない人には非情に刺激的な内容になっている。本書にもあったように今後は、自由人になるための教養を身に付け、スペシャリティ人材の4タイプを意識した生き方をしていこうと思う。

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