ビジネスモデルを考える5つのポイント

4001viewshisahisahisahisa

このエントリーをはてなブックマークに追加
起業革命―「スタートアップ」のプロが伝授する事業創出のノウハウ

マーケットアウト・ビジネスは、ニーズに「応える」開発型事業

ビジネスモデルを考える5つのポイント

1. ターゲットを絞る・転換する

「これを誰に売るか」ではなく「この人が欲しがっているものは何か」を起点に商品やサービスを抜本的に変える考え方

「スタジオアリス」は写真館を子ども向けに絞り込むことで、カメラマンを敢えて素人とし、撮影技術よりも子供の自然な笑顔を引き出すことに重点を移す、パソコン画面を見て複数撮った写真から気に入ったものを見て選べるようにする、七五三などのイベントに貸衣装を無料サービスで貸し出して、衣装ごとの写真を親が買いたくなるよう演出する、などといった従来の写真館とはまったく異なるビジネスモデルをつくり上げた。

明確に絞り込まれたターゲット層のニーズがまず起点となり、次に異なるターゲットに対して提供されていたサービスのビジネスモデルを当該ターゲットのニーズにマッチングさせることでニーズに応える、という順番で考えていく

すでにある商品・サービスを、別のターゲットに対しても売れないだろうか、というチャネル展開の発想で売り上げを増やすという流れではない。絞り込まれた特定のターゲットのニーズが先にあって、そのニーズに応えるべく異なるターゲットに提供されていたビジネスモデルを横展開し、新しい商品・サービスやビジネスモデルを生み出すという発想が重要

「ターゲットを絞る・転換する」という手法をとって成功したマーケットアウト企業には、ファッション感度の高い若者向けアパレルインターネット販売の「ZOZOTOWN」、ペット保険に健康保険のビジネスモデルを適用した「アニコム損害保険」

2. サービスをシンプルにする

「引き算消費」のビジネス。このようにユーザーが本当に必要としている最低限の機能に絞り込む

シンプル化は「大幅な低価格」との両立が鍵

シンプル化を実行して成功した企業には、10分1000円のヘアカット専門店「QBハウス」、女性限定1回初分の低価格フィットネス「カーブス」、低価格生命保険商品をインターネットで販売する「ライフネット生命保険」

3. チャネルを転換する

オフィス用品即日配達販売「アスクル」、写真のインターネット販売「フォトクリエイト」、ワンコイン検診の「ケアプロ」といった企業は、いずれも既存サービスのチャネルを転換した

4. 資産を活用する

元々存在していたものに新しい価値を付加することで新しいマネタイズ手法に発展させている

本来価値がないと思われていた商品や眠っている資産と、それに対するニーズを見つけ出し、二つを上手にマッチングさせ、売る側と買う側の双方にメリットをもたらす関係を新たに構築する

学生向けの無料コピーサービス「タダコピ」は、コピー用紙の裏面に広告媒体という新しい価値を付加して広告主に販売し、一方でユーザー側の学生へのメリットとしてコピー料金を無料提供する。また、競技場やドーム球場など施設のネーミングライツビジネスなども、本来ただの名称でしかなかったものに広告媒体価値を付加して販売している。このように、何か別の用途で使われていたものに広告媒体価値を新たに付加する

料理レシピサイト「クックパッド」、高級宿泊施設の予約サイト「一休.com」など

資産転用のポイント

どんな資産が潜在しているか、使われていない資産はないかを探す
価値がないと思われているものも、集積すれば価値が生まれる
ニーズとうまくマッチングさせて、新たな価値を与え、顧客に提供する

5. プレイヤーを束ねる

個々の事業主がそれぞれに店を構え、それぞれ顧客にアプローチをして集客するものを、プラットフォーム側がまとめて請け負う代わりに各卒業王からプラットトフォームの利用料や登録料を徴収するという形

個々の店子や出展者の立場に立って個別の商品やサービスを販売するというビジネス展開をするのではなく、これらを一歩引いた目で捉えて、そういった商品やサービスを提供する事業主=プレイヤーが集まるプラッ卜フォームの運営者側になる

アメリカでの起業概念

大企業へ行くのはその次の二流の人材であり、役人になるのは最後に残った人材であるという位置づけ

アメリカが世界的なベンチャーを次々と生み出し続けるその底流には、「起業に打って出る人材こそ一流」という考え方

感想

ミスミを立ち上げ現在、「マーケットアウト」に基づきスタートアップファクトリーを提唱する田口さんの本。具体例が豊富でわかりやすかった。また、自分が起業してから気づいたことも書いてあり、これから起業したい人に目を通してもらいたい。この本の考えが広がればもっとベンチャー業界も活性化するのにと思いました。起業家は起業をした人の本を読むべき!おすすめの良書!

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く