薄と須藤の、漫才にも似た掛け合いも健在。とにかく、楽しめる作品です。

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アロワナを愛した容疑者 警視庁いきもの係

人気シリーズ、「警視庁生きもの係」の5作目。
「タカを愛した容疑者」「アロワナを愛した容疑者」「ランを愛した容疑者」の
3つが収められている。

読み始めてそうそう、ビックリした。
この作家さんの人気シリーズの主人公、福家警部補が登場したのだ(電話でだけど)が、
なんと、京都に赴任しているではないか。
いつの間に?

よく読んでみたら、東京の捜査一課との人事交流だとか。

そういえば、この「警視庁いきもの係」シリーズと、「福家警部補」シリーズとも、
「人事交流」がしばしばみられる。
須藤や石松も、たまに「福家」シリーズに顔を出してた。

そして、薄と須藤の、漫才のような掛け合いは健在である。
薄の怪しげな日本語に振り回される須藤。
おなじみのパターンなのだが、ますます、磨きがかかってきたようだ。

感想

これまでの作品では、薄の知力が十分に発揮されていたが、
今作ではそれに加えて、逮捕術にも優れているのにも驚かされた。

現場を恋しがり、一課復帰を心のどこかで望んでいた須藤も、
もう、「一課をなつかしく思うことはなくなった」らしい。
「ここに骨を埋めるのも悪くはない」と思い始めている。

それほどに、薄や弘子との絆が強くなってきたということだろう。

それに、薄を「お嬢ちゃん」とからかって呼ぶ石松も、薄が「これは、殺人です」と
断言すると、何も言わずに捜査を開始する。

この打てば響くような連携は、ここまで信頼関係を築いたのだと、うれしくなってしまう。

とにかく、犯人を追いつめるのはもちろん、動物や植物の蘊蓄も合わせて、楽しめる作品だ。

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