成熟社会を生きるためのヒントを教えてくれる「35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画」

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35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画

概要

「人生を支配する「ルール」が変わった。なぜなら、「成長社会」から「成熟社会」に入ったからだ。」

「組織に埋没するのではなく、自立した個人として人生を設計し、プランニングして、オリジナリティの高い人生を歩んでほしい」

元杉並区立和田中学校の校長である著者は上記のように語ります。

本書では、成熟社会を生きるための私たちのヒントをくれます。

以下、印象に残った箇所を抜粋します。

戦略が必要な理由

◆現代は成長社会から成熟社会(「みんな一緒」から「それぞれひとり」)へとシフト
 ・成長社会:「モノが幸せにしてくれる」
 ・成熟社会:「便利なものがたくさんあっても、モノは人を幸せにはできない」

◆成長社会
 ・国が人生をプランニングしてくれた

◆成熟社会の3つの特徴
  ①多様化 ②複雑化 ③変化

◆成熟社会のお手本フランス:「日常的に小さな感動を与え合う人生」
 ・哲学:人は生を受け、死を迎えるまで、結局他人とは完全にわかり合えない
  →わかりあえない他人といかに幸せな人生を迎えるかの追求が、幸福な人生である

◆大人に必要な2つの能力
 ①クリティカルシンキングを中心とした論理的な思考
 ②相手の意見を取り入れてプレゼンテーションをする技術

◆劇団「ひとりひとり」
 ・自分の人生の劇場も演出もタイトルも、すべて自分で決める時代
 ・個人で営む小さな劇場なので失敗しても気にせずネタにしてみる

◆自分を鍛える効果的な道場:地域社会のコミュニティ
 ・子供たちには肩書きは通用しないので、緊張感がある

プランニングのすすめ

◆持ってくべきもの
 ・自分の技術
 ・会社以外に打ち込めること

◆情報編集力を鍛え、納得解を導く
 ・情報編集力:前例を根本から疑ってアプローチする
 ・正解では、他人を納得させられる解を持つ

◆専門分野を磨く
 ・自分が好きなこと、興味を持てること、かっこいいと思えることを追求する
 ・ネットの世界では「名刺」や「肩書き」がほとんど効力を持たない
 ・おもしろいコンテンツさえあれば、人はあつまる

◆修正主義
 ・PDCAではなくダダダ(DADADA)の無限のサイクルですばやく改善をする

◆新しい大人の3つ条件
 ①演じる自分
  ・人生は失敗がつきもので、素の自分だけでは耐えられない
  ・自分の失敗をおもしろおかしく話せる能力が必要

 ②公共的なリテラシー
  ・通過儀礼が少ないので、心より身体ばかり大人になっている
  ・ロールプレイを繰り返すことで、他人の気持ちや考えをトレースする
  ・様々な人と出会い、議論をしてみることで公共性が身につく

 ③クリティカルシンキング
  ・自分の頭で考えて、対象について主体的な意見を持つ
  ・習慣付くと自分の中にインテリジェンスが蓄積されていく
  ・選択肢の幅が広がり人生を豊かに生きられる

つながる力

◆会社、家庭以外の第三の場所を持つ
 ・親子や教師はタテ関係、友達はヨコ関係、利害関係のないナナメ
 ・ナナメ関係を積極的に築くことで、自分が鍛えられる

◆物事を動かす2つの技術
 ①動機づける技術
  ・説得ではなく、相手の考えを引き出す
  ・ベクトルを合わせる

 ②戦略的行動力
  ・最小限の努力で最大限の効果を得るには、レバレッジをきかせる

◆つながる力は最大のレバレッジ
 ・「それぞれ一人一人」の現代は、人とつながることが最大のレバレッジである
 ・有機的で素晴らしいネットワークを構築することで、世界を変革できる

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