時代の常識を疑え

2534views相生あるか相生あるか

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ジョーカー・ゲーム (角川文庫)

スパイの話。天皇陛下の為に命を惜しまない。自国のために命を厭わない。それが当たり前の頃の日本での、スパイ養成学校と、その卒業生たちの行き先についての物語。
まず驚かされるのが、スパイという職業の考え方。それは軍人とはまったくの別もの。その当時の日本では毛嫌いされていた密偵という仕事。だが、それをなくしては敵国に対抗することができない。権謀術数を極めたスパイ養成学校の卒業生たち。彼らの行く先には敵しかいない。全ての時間を偽物の人間として振る舞わなければならない。バレたら死ねばいい。そんな生半な気持ちではいられない。
常に人を疑うこと。そのための手段が網羅されているかのごとく、読む者を魅了するどころか煙に巻くような作品。読み進むに連れて驚き唸り、そういうことかと膝を打つ。インテリジェンス小説という名に相応わしい、非常に読み応えのある作品。

感想

内容の色濃く、サクサク読める。

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