待ち焦がれた手紙。
親の目を盗んで重ねた逢瀬。
一人の女性の、切ない恋愛エッセイ。
今のように携帯電話もなかった時代。好きな人とは、ひたすら手紙のやり取りをするしかなかった。手紙を出すときは返事が来るかどきどきして、返事の手紙が来れば夢のような気持ちがして……。
当時、下宿の上の階に住んでいた「お兄様」を好きになってしまった著者は、その後3年間のお付き合いをしたものの、別れた後、彼と会うことは一度もなかった。それなのに、85歳になった今でも、当時の淡い恋心は消えることなく、今でも彼への思いを綴っているのです。
たった一人の男性をひたすらに思い続けた女性の、自伝的恋愛エッセイ。
目次
第一章 初恋と再開
第二章 深まる愛
第三章 愛と自然
第四章 待つ心
第五章 葛藤
第六章 新たな旅立ち
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