人と人との繋がり、そして真面目に生きるということ

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営業零課接待班 (講談社文庫)

プロローグ

第1章 哀しき福音

第2章 赤提灯とエイプリルフール

第3章 小心者すってんころりん

第4章 一隅を照らす

第5章 崖っぷち一同

第6章 起死回生

第7章 サヨナラ総決算

エピローグ

営業零課課訓

一、接待は物を買わせるための「餌」ではない。信頼関係を築くための手段と心得よ。
一、堅苦しい表情や仰々しい言葉で本当の自分を覆い隠すのは、顧客から逃げているに
  過ぎない。心から客と相対すべし。
一、目が¥マークになってはいないか。ただ物を買わせようとする営業担当者に
  顧客はつかないと心得よ。
一、担当案件は営業段階や受注の可能性に応じてABCにランク分けして管理せよ。
一、顧客の話を聞く時は、演技ではなく心底相手のことに関心を持つべし。
一、営業と技術は少なからず対立するもの。そんな時は、組織の枠を取っ払って人と人との
  目線で相対せよ。
一、人はむやみに褒めるな。知識、人柄などなんでもいいから、話してみて本当に
  少しでもいいと思う所を見つけたら、そこを褒めるべし。
一、新入社員は、良くも悪くも誰にも期待されていないと心得よ。
一、営業は上手く喋れなくていい。口下手なために却って信頼される人間もいる。
  自分に合った営業手法を見極めよ。
一、自社の都合だけで商品を提案する営業は信頼されない。提案内容は、あくまでも
  顧客の立場に立って考えるべし。

 本書の軸になる考え方だと思います。

 主人公の真島等(まじまひとし)、あだ名はマジオ。真面目だけが取り柄の主人公は、一生懸命働いていました。しかし、突如として法務課から営業課へ異動となり、売り上げも出せないまま数年が過ぎます。そして会社から退職勧告まで。。。
 そんな主人公に営業本部長井岡が新設の営業零課に誘います。不安を胸に営業零課への参加を決意した主人公は、ここで変わろうと必死で頑張っていきます。

 仕事で悩みを抱えている方には共感して頂ける内容だと思います。皆さんも積極的脱力思考で生きていきませんか。

感想

 この本を最初に読んだ当時は、真島さんの、そして周りの人たちの目標に向かって進む姿に涙しました。やっぱり成功して成功していくよりも、失敗してそこから這いあがる姿がとても美しいと思います。

 また、久しぶりに本書を読み返してみて、真島さんが言われた『そのままでいい。そのままがいい』という言葉が心に残りました。自分が思っている自分と、他人から見た自分。確かにズレがあるのかもしれませんね。それでも、自分が悔いのない人生をあるいていきたいな。

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