ハカる力の重要性「ハカる考動学」

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ハカる考動学

概要

「「ハカる」力を持っているだけで、人生や組織の運命は大きく変わるだろう」

「イノベーションの影には必ず「新しいハカり方」が潜んでいる」

K.I.T虎ノ門学院教授である著者は上記のように語ります。

本書では、多くのハカる事例を紹介しながら、ハカる力の重要性を教えてくれます。

以下、印象に残った箇所を抜粋します。

ハカる力

◆ハカる力とは
 ・これまでとは違ったものを対象に、これまでとは違った方法で、測定し組み合わせて、インサイトを絞り出すための力

◆ハカる力のメリット
 ・商品やサービスの企画・導入・新ビジネス創造においては、多くの場面で「ハカる」力が必要とされる

◆ハカるの基本
 ・情報を集め、組み合わせることで業務が効率化される
  例)セブンイレブンは販売と在庫情報を単品ごとに組み合わせて、ロスの少ない商品注文を実現

◆3つの「ハカる」挑戦領域
 ①ヒトをハカる
  ・基準を定めてハカり直すことで新商品群が生まれる
   例)アシックスとミズノは子供たちの足のサイズを測定し、細めの子供靴の基本デザインを生み出した

 ②作ってハカる
  ・試しに作ってみてからハカることで、商品力が分かる
   例)デザイン社IDEOはデュオドックの試作を10回以上繰り返し、アップルを説得
 

 ③新しいハカり方を創る
  ・それまでにハカれなかったものをハカる方法を創り上げることによって、大きな発見、ビジネス創造が成し遂げなれる
   例)グーグルはネット検索キーワードから、個々人の関心事をハカり、これらを広告へとつなげた

ハカるの基本

◆ハカるとは
 ・共通の枠組み(軸・目盛り・組み合わせ)を作り上げて、広める

◆ハカるの2つの基本型
 ①ボトムアップ型
  ・多くの一次情報(顧客アンケートや購買記録等)を処理→インサイト
  ・とりあえずハカってみてから目を凝らして発見する。そこから仮説やアイデアを作っていく

 ②トップダウン型
  ・仮説を立てる→一次情報を限定収集→インサイト
  ・言いたいこと(主張)を最初に論理的に定めて、それを証明する

◆グラフ・図表にする
 ・どんなグラフにするかをイメージ
 ・軸を決める
 ・目盛りを刻む
 ・組み合わせる
 ・グラフからインサイトを読み取る

ヒトをハカる

◆商品の価値はハカれない
 ・ヒトはウソをつき、曖昧だし、とてもとてもハカり難い

◆価値をハカるには「行動をハカる」
 ・買った本人すら曖昧な心理学だけではハカることはできない
 ・ヒトのココロではなく、行動をハカる

◆切れのコンセプトを生み出すハカり方
 ・行動をハカる
 ・コンセプトに対する評価をハカる

作ってハカる

◆まずは作ってみる
 ・実際に作るからハカれる

◆必要な2つの覚悟
 ・サントリーの「やってみなはれ」のようなベンチャー精神
 ・撤退基準の明確化

◆2つのスタンス
 ・基準を思い切って下げる(ちゃちゃっと作る)
 ・使用者の「行動」をハカる(言葉による意見に頼らない)

ハカり方を創る

◆テクロノジーでハカる
 ・アマゾンのロングテールを実現した「おすすめ機能」

◆ヒトでハカる
 ・返済能力を仲間の信頼でハカったグラミン銀行

◆2つのスタンス
 ・じっくり時期を待つ
 ・余裕を持たせておく

「ハカる」の根源

◆ハカる姿勢
 ・重要な事柄に当たって、曖昧な表現を許さず、重要な要因を選び出し、それらが因果関係にあることを示す

ハカる考動学

ハカる考動学

  • 三谷宏治

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