茶道や禅から学んだシンプルな生き方「持たない贅沢」

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持たない贅沢

概要

「物でも金でも、また名誉でも、持っていることは、それらに気を使っている分だけ自分が束縛されていることであり、日々の生活が複雑になっていることに他ならない」

「幸せは、欲を程々にして、身軽になり肩の力を抜いてみれば、すぐに自分のものになっていたり、手の届く身近にあったりすることに気づく」

ビジネスコンサルタントとして国際関連業務に幅広く携わるかたわら、茶道裏千家などの文化面でも活躍中の著者は上記のように語ります。

本書では、茶道や禅から学んだシンプルな生き方を教えてくれます。

以下、印象に残った箇所を抜粋します。

物事はシンプルに捉え、考える

◆複雑にしない
 ・一つのことに心を込めれば、物事は複雑になりようがない
 ・物事が複雑になるのは心を込めていない証拠である

◆欲とのつきあい方
 ・欲をできるだけ持たないとか捨てるとかしていれば、それだけで「楽」な人生になる
 ・欲は自分でコントロールし、欲にコントロールされてはならない

◆すべて逆に考えてみる
 ・現状に対して揺さぶりかける
 ・突破口になる隙間が見つかったり、ヒントになる考え方が浮かんできたりする

◆時に「考える」ことをやめる
 ・物事の考え方がかわったり、進んでいくべき道が新たに開けたりするだろう

「本当に必要なモノ」は少ない

◆モノは持たない
 ・モノに執着しモノを所有して喜ぶのは、幼児性からの脱却がなされていない証拠
 ・モノから心を解放させることができて初めて、真の大人になった

◆「たくさん持つは」ことの愚
 ・一つのことを一筋に大切にしていくのが、人生の要諦である
 ・人間一人ができることには限度がある
 ・一心不乱にしなかったら、大したことを成し遂げることはできない

◆写真を撮らない
 ・カメラやビデオという媒介を通さないで、自分の身体と精神を目の前にあるものに対して直接ぶつけていく
 ・そうすれば、自分が生きているという感動がわいてくる

今あるものに「楽しみ」はたくさん隠れている

◆今を大切にする
 ・日々変わらずしていることこそ重要度が高く、人生そのものだ
 ・食べることとか寝ることとかも、人生にとって不可欠の要件である

◆手を抜かない
 ・手抜きというのは、必要な手続きなどを省くことだといわれているが、実際に省かれているのは人の心である
 ・それを敏感に感じ取ったときは、どんなに立派に見えるものにも、人が感動することはない

◆誰かがするをする
 ・誰もがしようとしないことを見つけ、自分で率先することは、自分の作業量を増やすように見える
 ・だが実際には、リーダーシップを発揮していることに他ならない

◆人生は不完全の連続
 ・完全を目指すのは身の程知らずというべきで、完全にできるだけ近づこうとする姿勢を堅持するのが、人生をつつがなく円満に生きるコツ

逆らわず、こだわりすぎる

◆欲は手段
 ・欲は最終的な目標ではなく、幸せという目的への手段である

◆諦める
 ・諦めるという言葉は、「明きらむ」が変化したものである。すなわち、その背景にある事情や理由を明らかにすること
 ・その問題を過去のものとして処理し、忘れてしまうことにつながる

◆流行にも少しは乗る
 ・流行しているものには人々の熱意や意気込みが込められていて、それがコンセンサスを得ている
 ・自分自身もそこへ加わることによって、仲間になる

◆我慢する
 ・相手の変えることができないときは、自分自身の考え方を変えるのが、最も賢明な生き方をする人の知恵

美しいものを見る目を養う

◆空白の価値
 ・何もないと寂しいと考えると同時に、自分で頭を働かせて空白を埋めようとする
 ・空白には無限の可能性があり、知的活動を促進する

◆一点豪華主義
 ・一つに筋を通して、すっきりしたものがあるときは、人々は安心感を覚える
 ・興味を惹かれて、近づいていく

◆謙虚に振る舞う
 ・謙虚に振る舞う人の間にある空白を埋めようとして、人々が寄ってくる

上っ面の「贅沢」に惑わされない

◆「知る人ぞ知る」人になる
 ・有名には不自由が伴う
 ・無名では寂しい
 ・「面が割れていない」ほうが、何かと楽に生きていける

◆見栄を捨てる
 ・自分をありのままに人に見せていく正直さを失わないこと
 ・そのほうが、結局は自分のベストを人に向かって見せる結果になる

◆人の縁を大切にする
 ・人生の中で出会う人は、そのつきあいに関する長短や深浅の差はあっても、すべて何らかの縁がある貴重な人
 ・自分の宝物であると考えて、真摯なコミュニケーションをするように努める

◆幸せになる「考え方」 
 ・量を求めるのは愚かな方策であると心得て、もっぱら質を徹底的に迫っていく

持たない贅沢

持たない贅沢

  • 山崎武也

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